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無料ビール廃止で元職員が激怒

By ono   2009年6月10日


20090610.jpg■退職者には無料のビールを提供?
どちらかというと、そういう制度があったという事実の方が驚きじゃないかしら。カナダからのニュース。とある醸造会社が、2400人の退職者に無料で提供していたビールを段階的に廃止すると発表、元職員から怒りの声が上がっているとのことです。
 この会社はカナダに拠点を置くモルソン・ブルワリー。今月に入り、バンクーバーやモントリオールなどに住む同社の退職者は、それまで会社が行ってきた特典を標準に戻しますという旨の手紙を受け取りました。

■もともとは一人年間6ダースだった
 これによりますと、現従業員に割り当てられている無料ビールの年間72ダースは52ダースまで減らすこと、退職者に関してはビンにして年間6ダースだったものを1ダースに減らし、かつ今後5年間で段階的に廃止すると言うのです。
 バンクーバーとモントリオールにある組合は、無料ビールが年間100万ドルのコストを消費しているという会社に対し不満を表明。32年間モルソンで働いた退職者の1人ビル・ベイビスさんもこうコメントしました。
 「思うに、景気が失速してるからって、会社側は我々退職者の利益を切り捨て、正当化する方法として利用しているのさ。」

■実はそれほど経営は悪くないのじゃ…
 とうぜん不景気で収益が悪化しているため、会社側がやむを得ずこういう対応をしているのだろうなと管理人は思ったのですが。ちなみにこの4月、親会社であるモルソン・クアーズは、第一四半期の純益が昨年同時期と比較して2倍以上の7,570万ドルになっていると発表しています。…ということは、それほど経営的に苦しくないじゃないかっていうのが皆さんの言い分なわけですね。”景気が悪いから”を理由に我々の利益を奪うな!、と。
 それにしても社員のみならず退職者にも毎年無料ビールを提供していたんですね。それはそれで良い会社だな〜。収益は上がっているんだから、ぜひとも続けてほしい制度ですよね。

<ネタ元:UPI.com


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