BlackBerryでクレバスから生還した男
■冬山から奇跡の生還
オバマ大統領も使っているスマートフォン、ブラックベリー・ボールド/BlackBerryBoldのおかげで死の淵から帰還した男がいる、と話題になっています。イギリスからのニュース。
今回事故に巻き込まれたのは52歳のデイビッド・フィッツハーバートさん。ケンジントンで金融関係の仕事をしている男性です。スイスのアルプスをスキー中にクレバス(氷河や雪渓などの深い割れ目ですね)に落ちてしまった彼は70フィート(約21メートル)落下。しかしそこで奇跡的に持っていたBlackBerryのおかげで谷底へ落ちずに済みました。どういうことかって?右上の図をご覧下さい。
■BlackBerryが引っかかったおかげで助かった
どうも胸のポケットにBlackBerryを入れていたためにポケットがふくらんでおり、そこが壁面に引っかかって落下が止まったようなのです。山岳救助隊が2時間後に助けに来たのですが、それまでBlackBerryはがっちりとデイビッドさんの体を支え続けました。救助後も電源はしっかりと入り、問題なく作動していたようです。
デイビッドさんはこの日、マッターホルンとモンテローザのピークを、ゲレンデからはずれて滑っていました。
「70フィート落下した後、谷間は狭くなり、私はビンのコルクのように動けなくなったんだ。幸いなことに、Blackberry分の余分なふくらみ数インチが落下を止めてくれました。」とデイビッドさん。
■家族との連絡にもBlackBerryは大活躍
デイビッドさんは滑落時に顎の骨を折り、歯には損傷、胸の骨を骨折、鼻もちぎれそうだったというからかなりの大ケガですね…。一緒にいたガイドが救急要請の連絡をしてくれ、駆けつけたレスキューはドリルで氷を切り出すなどの作業を行い、最終的にヘリコプターからのウインチによって助け出すことができました。すぐにそのままスイスのベルンにある病院まで搬送。外科医により鼻も付け直してもらったとか。事故後もBlackBerryは動作しており、病院で過ごした10日間の間、妻と電話をするのにも使用されたそうです。
「”自分は生きているよ”と伝えるのに動作も十分でしたよ。信じられなかったね。」
奇跡の生還を果たしたデイビッドさんはボーダフォンに感謝の手紙を書きました。同社のスポークスマンは携帯のおかげで助かったことを喜んでいますと伝え、「彼は本当にラッキーな男性です。BlackBerryは彼の大好きなガジェットになるでしょうね。」とコメントしました。
ニュースの見出しを見たとき、一瞬「スマートフォンならではの機能を駆使(GPSとかツイッターとか?)して助かったのだろうかと思って記事を読んだら、胸ポケットに入れておいたのがひっかかりましたって、そのまんまじゃないですか(笑)!まあでもその数インチの余分なふくらみが生死を分けたわけですね。そのまま下まで滑落したら助からなかったろうと言われてますし。ごつくてでかいっていうのも時には大事な”機能”だということがよくわかりましたねええ
<ネタ元:Telegraph.co.uk>
Leave a comment