8月

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中国、自殺防止で橋にバターを塗る

By ono   2009年8月29日


fc-927368_200.jpg■自殺志願者を抑止せよ
 効果があるならやる価値あり?中国からのニュース。自殺者が絶えない橋に対して、欄干など全面にバターを塗りつけて上りづらくするという対策をとっているそうです。
 中国南東部の広州には自殺の名所と呼ばれる長さ千フィート(約300メートル)の橋があり、役所当局では手すりなど、人が手をかけて上れそうな場所すべてにバターを塗ってヌルヌルにするよう命令しました。目的は自殺防止もそうですが、自殺者がいるとそれを見ようとして車の速度が遅くなり、交通渋滞が起きるからだそうです。
 当局のスポークスマンはこう説明しています。

■警備員配置するも効果はなく
 「我々は橋の両端に警備員をつけましたが、効果はありませんでした。また、特別なフェンスを設け、自殺を思いとどまるよう注意書きを書いた看板を立てもしましたが、未然に防ぐことはできませんでした。それで橋の表面にバターを塗ることにしたのです。これはとても効果的でした。自殺を試みる者は誰もが転んでしまうのです。
 警備員のウォンさんのコメント。
 「バターは橋のバーやフレームをつるつるにし、非常に上りづらくなっています。だから我々は彼らを簡単に捕まえられるんです。バターを塗るようになってからは事件は起こっていません。以前は1ヶ月の間に8人もの飛び降り自殺者が出ました。通行人は皆思いとどまり、手すりから降りるように説得していたのです。」

■実は渋滞解消が真の目的だったりする
 最初に書いたように、人道的な問題もさることながら、交通渋滞というのも対策をとることになった大きな理由のようです。ウォンさんは以下のようにも述べています。
 「誰かが自分に対しメディアや多くの人の同情を得ようとして自殺するぞと叫ぶたび、数時間もの車の渋滞が引き起こされます。それには多くの人が不満を持っているんです。」
 黙って死ねとは言わないが、警備員さんの苦労もなんとなくわかるわー。本当に自殺志願の人もいれば自分の境遇をわかってほしくてやってる人もいるってわけね。不謹慎なのは百も承知だけど、ヌルヌルの橋を上ろうとしてすべる様子を想像するとなんだかおかしくなっちゃうな。日本もこういう対策とってみたらどうかしらね?

<ネタ元:Metro.co.uk


4 Responses so far

猫が集まりそうですね!
確か中国は牛乳で腎臓を悪くするとかいろいろ
添加物が問題になったことがあったと思うのですが
このバターは大丈夫なのでしょうか。
なめたら死ぬとか?

「牛乳を水で (文字通り) 水増ししたんだけど, そのままだと薄いのがバレバレなのでメラミンを入れて窒素が (したがってタンパク質が) 十分あるようにみせかけた」ってやつですね>penpenさん.
でも, とりあえず「なめて即死」はないと思います. それはそれで「自殺の名所」になっちゃう. とはいえあの国は予想外のことをするときがあるからなぁ. 「禿山を緑化」といったら「地肌を緑にぬりました」とかやるくらいだし….

>penpen様
ネコとか犬とか、集まってきそうですよね(笑)
安いバターを使うだろうから、意外と危ないかもよ…?

>taco様
さてさて、今回のバターは大丈夫なんでしょうかね?
さすがに人が橋の手すりをなめるとは思えないので大丈夫とは
思うのですが…?でもどうかなあ、あの国だから…

tacoさん、ありがとう!
なるほどー。
本当のバターは高級品なのでやっぱりほんとうの
バターではないですよねー。
禿山緑はわたしもびっくりしました。
onoさん、猫犬が集まって車にひかれる名所になるとか?笑

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