8月

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イギリスの「めざわり建築大賞」発表

By ono   2009年8月30日


■イギリス1ダサくて目障りな建築物は
 イギリスで一番醜い建築を決めようという「カーバンクル・カップ」が企画され、リバプールの新しいフェリーターミナルがその栄誉を勝ち取ったそうです。”カーバンクル”には「目障りな建物」という意味もあるようです。
 この企画は建築に関するbd(ビルディング・デザイン)というサイトによって先週木曜に発表されたもので、次点となったのがノッティンガム大学のアメニティ・ビルディングと、ロージアン(スコットランド)にあるクイーン・マーガレット大学キャンパスの建物、でした。
 さて、その英国一目障りという称号をもらった建物、リバプールのピア・ヘッド・フェリーターミナルというのがこちら。
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 …うーん、いい感じでダサいなー。前衛的っていうか”昔の未来”っていうか。さて、同じくリバプールには「Three Graces(三美神)」と呼ばれる、3つの20世紀初期の素晴らしい建築物がユネスコの世界遺産にも認定されて存在しているのですが、同じウォーターフロントにあってこれらの美しい景観にシミを付けた、というのが勝因のようです。おめでとう。bdからはこんなコメントが。
 「あの素晴らしいThree Gracesの前にあんなものが建つなんて、驚くべきことです。建築家はかろうじて気がついたようですけど。まるで建築家の2年めの学生に作らせたようなデザインです。」
 さて、惜しくも次点になったノッティンガム大学の建物とは、これですね。
1y6buq_350.jpg
 真ん中の塔、意味がまったく分からない…右側の赤い建物も素敵なシェイプですし…。なんていうか悪い冗談ですよね。そして、もう一つの次点、クイーン・マーガレット大学キャンパスの建物とはこちら。
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 何だコレ?飛び出し過ぎじゃないの?うーん謎。
 歴史と伝統のあるイギリスにもやっぱり「やっちまった建築」ってのはちゃんとあるのね。ある意味ちょっと安心。

<ネタ元:Building Design


2 Responses so far

こんにちはー。
なんだか鉄腕アトムに出てくる未来の建物にそっくりで
ほんとうに「昔の未来」という言い方がすごく
ぴったりですね!!!!!!
そんなタイトルの本があったら買います。

>penpen様
なんというか、僕らが子どもの頃の未来ってこんなイメージだったよなーみたいな感じがありますよね。結局2001年にも宇宙旅行はできてないし、未だに車は空を飛ばないんですけどね。
あ、空飛ぶ車はもうすぐ発売されそうでしたね(笑)

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