14年ぶりに帰って来た行方不明の猫リリー
■ふらりと家を出てから14年ぶり
すごい。カナダはマニトバ州、ウィニペグからのニュース。14年前行方不明になり死んでいたと思われていた猫(当時3歳)がこの程無事に帰ってきたそうです。
この猫の飼い主はイングリッド・カーガーさん。彼女の家に先日電話が鳴りました。相手はウィニペグ市から20マイル北東にあるラックポートの動物病院です。電話はカーガーさんに以前この辺に住んでいたことがあるか、そしてオレンジ色のブチ猫を飼っていたことがあるかと尋ねました。
彼女の答えはどちらもイエスでした。猫を見つけてきた動物病院のスタッフ曰く、体に施されていシリアル番号のタトゥーがカーガーさんの以前の住所と同じだったのだそうです。この猫の名前はタイガー・リリー。1996年の10月12日に突然家族の前から姿を消しました。カーガーさん達はポスターを貼るなどして必死にリリーを探しましたが見つけることができず、キツネに襲われてしまったのだろうと考えたそうです。
■他の誰かに飼われていた可能性も
カーガーさん家族は体重不足でやせこけているけれどもどうやら健康そうなリリーに再会し、現在の家へと連れて帰りましたが、今までどうやって生きてきたのか、とても不思議だとコメントしました。
「今までどうしていたのか、この子が話してくれればいいんですけど」とカーガーさん。
後で病院から聞いたところでは、リリーには卵巣除去手術が施されていました。これはたぶんリリーがこの14年の間、どこかで人に飼われており、その際に行われたものだろうということです。それを聞いてカーガーさんは何となくリリーが生きてこれた訳を飲み込めたと言います。
「あの子が毎日ゴミ箱をあさっていたとしたら、こんなには生きれなかったと思うんです。」
リリーは家に帰ってきた最初の晩、今ではもう23歳になってしまった息子のリチャードと一緒に寝ていました。カーガーさんはたぶんリリーは自分が元の家に帰ってきたことをわかっているんでしょうと言っています。
14年…本当に長い歳月ですよね。23歳になる息子のリチャードさんは猫の失踪当時8歳だった訳ですし。ちょっと良い話でした。まあでも案外、猫の方は対して気にもしていないかもね。リリーが言葉を話せたら意外と「お、ひさしぶりー。元気でやってたの?老けたねーみんな」かもしれない
<ネタ元:Winnipeg Free Press>
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