子どもに金魚を売って罰金刑、イギリス
■子どもに魚を売っちゃだめ
そういう法律なんですから。イギリスからのニュース。ペットショップが14歳の子どもに生きた金魚を販売したことで処罰され、罰金と夜間外出の禁止を命令されたそうです。
今回罪に問われたのはジョアン・ヒギンズさん66歳。イングランドでメジャーズ・ペット・ショップというお店のオーナーをしている方です。彼女は今回の行為で1000ポンド(約14万円)と、1週間の夜間外出禁止、それに伴い足に電子タグをつけることを言い渡されています。
■実はおとり調査だった
なぜこんなことになったのかといいますと、イギリスでは2006年に制定された法律により、16歳以下の子どもに生きている魚を販売することを禁止されています。そのために今回のような処分が起こったわけですね。ヒギンズさんには一緒に店を経営する息子のマークさんがおり、彼もまた罰金とコミュニティにおける120時間の無償奉仕を命じられました。
ただし今回の件、実は少年が金魚を買いに来たのは当局のおとり調査の一環だったらしく、マークさんはこのことに対して怒っているようです。
「とんだ茶番だよ。一番腹がたつのは私の母親にまでタグを付けたっていうことさ。年齢だってもう70に近いんだ。母は偉大なのに、新しく生まれた子のベビーシッターに行くこともできない。こんなことに金と時間をかけるんなら、もっとましなことができるはずだよ。」
子どもに金魚を売ったことに関しては、
「14歳の子供をよこしたんだ。だけどその子が何歳かって見分けるのは難しいよ。あの子はそれよりもずっと年上に見えたね。」
議会で決めちゃった以上、違法なのは仕方ないか。でもなぜに販売が禁止に?外来種とかどう猛な生き物ならわかるんだけどなあ。うーん、イギリスにもまだまだ謎は多いです
まあ金魚はけっこう危険だからさ、妥当な判断かもね。
何が危険なんだい?
えーと、毒針で刺したり…
ねーよ。
<ネタ元:dailymail.co.uk>
9 Responses so far
3月 31st, 2010
16:41
目的が不明な法律が残ってる話は良く聞きますが、おとり捜査までするような犯罪じゃないと思うんですけどねえ。誰も得してないし社会的に損失でしかないような。
4月 1st, 2010
00:21
お, あったあった. 根拠は
http://www.defra.gov.uk/foodfarm/farmanimal/welfare/act/
ですな. 日本でいうところの「動物愛護法」ってところでしょうか.
厳密には「16歳にならないと動物を買ってはいけない」ということでしょうね. 「動物を世話するためにはそれなりに覚悟が必要なんだよ」ってことなんでしょうけど… でもそれは「年齢」で決めることじゃないよなぁ.
どこでしたっけ, スイスかどこかで「ある種の人は『動物のためにならないから』飼ってはならない」って法律ありましたよね. これと同根なんでしょう.
4月 1st, 2010
16:55
[…] 子どもに金魚を売って罰金刑、イギリス […]
4月 1st, 2010
17:57
>clydemender様
元記事についている海外の人のコメントも、ほとんどが「なんて間抜けな法律なんだ」といったものが多いですね。
親が同伴なら良いということなんでしょうけど、そこまでしなくても…とは正直思います。
4月 1st, 2010
18:05
>taco様
わあーありがとうございます!さっそく見てみました!
ええーと、Derfa…ずいぶんと守備範囲の広い政府機関なのですね。
動物全範囲において買うことのできる最小年齢が16歳と。
動物保護の観点から、責任能力のない子どもが勝手に動物を購入することを禁じるってことなんですね。
単に購入を禁止するだけでいいの?っていう気がしなくもないですが…うーん。
4月 2nd, 2010
02:08
鮎の友釣をしたり釣りの生き餌を買ったり踊り食いもダメなんでしょうかねぇ?
活け造りは… 微妙?
金魚の卵はどうなるんだろう.
なんか謎の法律だ.
4月 2nd, 2010
12:10
>taco様
ちなみに普通に釣りをする分には年齢的な制限はない,と書かれていますね。
イタリアだと丸い金魚鉢が禁止だったり(金魚の視界がゆがむから)、オーストラリアでは踊り食いが禁止だったり(残虐だから)など、今ひとつ謎な法律が結構多いなーと管理人も思います。
4月 3rd, 2010
23:20
そういえばふと思ったんだけど, 「シーモンキー (ブラインシュリンプ) 飼育キット」もダメ?
4月 4th, 2010
08:24
>taco様
シーモンキーって甲殻類…?売られている状態では死んでいるわけではないのでアウトなのかしら。うーん微妙…
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