6月

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泥棒に入ったらレスラーがいて羽交い締め

By ono   2010年6月29日


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■盗みに入った家にはアマレスラーが
 なんていうか、泥棒するにも相手を選ばないとね!というわけでイギリスからのニュース。泥棒に入ったお宅が127キロあるアマチュアレスラーの家で、つかまった泥棒がネルソンホールド(羽交い締めのような関節技)を決められるという事件がありました。
 上の写真が犯人のリー・クリスティ38歳。この男は先日コベントリーに近いウォリックシャーで、アダム・カリノフスキーさん(37歳、一児の父)の自宅に侵入し、ノートパソコンを盗もうとしていました。ところがそこへ帰ってきたのがカリノフスキーさん。彼は犯人に組み付くと床へ抑えつけ、がっちりとネルソンを決めてしまったのでした。カリノフスキーさんは警察が来るまで男を離さなかったそうです。クリスティは最後は泣き出し、「助けてくれ」と懇願したとか。犯人も6フィート2インチ(188センチ)でラグビー選手のような体格だったにかかわらず、カリノフスキーさんのレスリングには歯が立たなかったようです。

■うちだって不況で大変なんだこのやろう
 警察に引き渡された後、クリスティは盗みに入ったことを認め、懲役2年を宣告されました。ポーランド出身の工場労働者であるカリノフスキーさんはこう証言しています。
 「帰ってきたら、家のドアが壊されていたんだ。男を見たら大きかったよ。だけでこいつが何をしていたのかはわからなかった。バッグに何を持っていたのかもね。たぶんナイフか何かだろ?アドレナリンがたくさん出ていたんだろうね。怖くはなかったんだ。ここは自分の家だ、イギリス風に言うなら俺の城だ、ってね。
 男は私を壁に押し付けようとしてきたので、奴のお腹にキックをしてやったら床に崩れ落ちたんだ。自分はレスリングを知っているからね。格闘技も好きだったし。それであいつにネルソンを決めてやった。隣人が警察を呼んでくれたよ。奴は息子のノートパソコンを盗もうとしていたんだ。だけど、うちはリッチじゃないしね。不況で大変なんだよ。」

■また犯罪に手を染めてしまった
 クリスティには前科がありましたが、それ以後の10年間は犯罪に手を染めていなかったので刑期の3年は免れることができたようです。法定でマーテンコーツ判事はこう伝えました。
 「前の犯罪から10年間はとても良い時間だったのですが。またこの世界に戻ってきてしまうとは非常に残念です。」

 そんなわけで今回は「選んだ相手が悪かった」系のおバカ犯罪でしたね。事前の下調べは何事においても大事ですよ、という教訓でしょうか。あともしものために組み技の一つくらいは使えたほうが良いのかしら。小学校の頃とかよくやったであろう筋肉バスターとかパロスペシャルじゃ意味が無いので、ちゃんとしたやつを覚えておいてほしいと思います

<ネタ元:Telegraph.co.uk>


One Response so far

これで強盗するのがトラウマになったらいいんですけどね

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