僕と結婚しコンコロリンあっ指輪が！！

By ono 　　2010年8月11日

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■とんだ茶番が招いた悲劇
　本番に弱い人っていると思います。僕もですけど。カナダからのニュースです。最高のシチュエーションでプロポーズ、指輪を渡そうとしたら海に落としてしまうという事件がありました。
　この不幸な男性はアメリカ・マサチューセッツ州ニーダムに住むマット・カウリイさん。マットさんは休暇を使い、ガールフレンドのステイシー・スキャロンさんを連れてカナダのヤーマスに遊びにきていました。マットさんにはある計画がありました。それは９０００ドル（約77万円）の豪華な指輪をステイシーさんにサプライズで渡し、うまいことプロポーズしようと思っていたのです。先日２人はバスリバー・ビーチが見渡せる波止場へとやってきました。

■彼氏のほうが海辺に細工
　マットさんはこの日、事前に驚かせようと指輪を特大のカシパンウニ（スカシカシパンのことです）にくっつけておきました。「こんなところにカシパンウニが…、あら、指輪だわ！」「これはきっとネプチューンからの贈り物だね。ステイシー、僕と結婚してくれないか？」「まあ、マット…」　とかなんとか、そんな展開になる予定だったんでしょう。彼の中では。
　さて、波止場を２人が歩いていると、足元には巨大な例のカシパンウニ（仕込み済み）が。ステイシーさんはそれを拾い上げると、指輪を発見。ところが、指輪を見てあまりに驚いた彼女はショックで指輪もろともカシパンウニを落っことしてしまったのです。海の中へ。

■行方不明の指輪
　さて、プロポーズはどこへやら、さっそく大捜索が始まりました。金属探知機を持ったライフガードや海水浴客にも手伝ってもらい、４時間近く付近を探したのですが、指輪は見つかりません。
　「一息ついて、我に帰ったんです。」とステイシーさん。「本当のところ、指輪は問題ではないんだって。大事なのは私たち二人がこれから一緒に家族として生きていくっていうことなんですよね。」
　ああ。確かにそのとおりです。雨降って地固まる、というやつですね。大事なのは指輪じゃない、あなたなのよ！ベタだけど素敵なプロポーズになりました。あと、もう一ついいニュースがありました。マットのお母さんが、先週指輪に保険をかけておいてくれたのです。さすが実母、息子のことをよくわかってますね！
　というわけでカナダから夏の珍事でした。一緒に4時間も探してくれた海水浴客の皆さんにこそお疲れ様でしたと伝えたいです。

＜ネタ元：capecodonline.com＞