夜にしぼったミルクで不眠症が治る？

By ono 　　2010年10月20日

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■睡眠ホルモン「メラトニン」が鍵
　本当かな。ドイツからのニュースです。深夜に絞った牛乳、通称「ナイトミルク」が睡眠を改善する、として売り出されたのですが、いろいろと物議をかもしているようですね。
　今回の商品を発売しているのはミュンヘンに拠点を置くMilchkristalleという会社でヨーロッパ全域へ出荷しています。この牛乳「ナイトミルク」は午前２時から午前４時の間にしぼった牛乳だけを使用しており、”睡眠ホルモン”とも言われているメラトニンという物質を多く含んでいるのだそうです。メラトニンを摂取すると人はうとうとした状態になったり体温が下がったりするなど、睡眠を促進させる物質として知られています。
　今回、「ナイトミルク」は薬と同等の扱いとなっており、医者の処方によってのみ手に入れることができるんだとか。同社の主張では「ナイトミルク」には通常よりも25倍の濃度でメラトニンが含まれており、同社が40人に対して調査を行った所、全員において睡眠の調子が改善された、と言っています。

■効果には疑問の声も
　しかし本当にそれほど効果があるものなのか、科学者には批判を浴びているようです。例えばある科学雑誌の記事では「単なる高価な偽薬に過ぎない」と書かれています。専門家によるとこうです。
　「ナイトミルクで効果が出る程のメラトニンを摂取するためには、200万本くらいは飲まないと意味が無い。」だそうです。

　なんていうか、医薬品みたいな効果を主張しないでもうちょっと適当に売れば良かったのにね。マイナスイオンみたいな感じで。あんまり意味や効能はないんだけど何となく体に良さそうなのでつい買ってしまう、みたいなポジションの方が反感を買わなかったように思います。それにしても深夜に乳を搾られる牛もなんだか大変そうだわよ。飲んでみたい気はするけど、処方箋が無いと飲めないんじゃなあ

＜ネタ元：The Sun＞