5月

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ベルリンの壁と結婚していた女性

By ono   2008年5月28日


Woman married Berlin Wall

20080528.jpg これはちょっとわからないスウェーデンからのニュース。29年間、ドイツにある「ベルリンの壁」と結婚していたというスウェーデン人の女性がいて話題になっているそうです。
 女性の名前はエイヤ・リイータ・ベルリナ・マウアさん54歳。ちなみにベルリナ・マウア(Berliner-Mauer)の部分が姓で、ドイツ語でベルリンの壁という意味なんだそうです。彼女とベルリンの壁は1979年に結婚したんだとか。言うなれば「ベルリンの壁夫人」ですね。この方はObjectum-Sexualityであると診断されているんだそうです。これは性的倒錯の一つで、命のない無機物に対して異常な愛情を持ってしまうという症状のこと。子どもの頃テレビで最初に彼(ベルリンの壁)を見たときに彼女は恋に落ちたと言っています。
 お金を貯めて何度も「彼」のもとを訪れたエイヤさんは1979年、6回目の旅行でついに「彼」と結婚式を挙げることができました。信じられないことにドイツではこれが認められ、結婚証明証も正式に発行されているようです。人間としては処女であるけれども、彼女は壁と完全な愛の関係があったと主張しています。
 「私は水平に長くてスリムなものをセクシーに感じるんです。」他のものについては、
 「万里の長城は魅力的です。けれども、彼は太すぎます。私の夫の方がよりセクシーです。」
 ご存知のように歴史的には1989年にベルリンの壁は取り壊され東西ドイツは統一されたわけですが、人々が喜んでいる中、妻であるエイヤさんはぞっとしたそうです。以来彼女はそこを訪れてはおらず、壁の模型を手元において夫の昔の栄光を思い出しているんだとか。「ベルリンの壁夫人」は最近では近くの庭園のフェンスに好意を寄せているそうですが、彼女はこうコメントしています。
 「彼らはひどいことをしました。私の夫をだめにしたのです。」
 ものに愛着を感じる、という心境はわかりますが、さすがに愛しすぎて結婚まで決意する心境はちょっと想像がむずかしいですな。だってどんなに魅力的なおっぱいでも、おっぱいと結婚しようとは思わないもんねえ。え、そういう問題じゃないの?
 …えーと、話を戻すと、このベルリンの壁と結婚した女性は以前から知られており、2002年にWIRED VISIONなどでも紹介されているのですが、先日行われたベルリン・ビエンナーレ国際現代音楽祭において彼女のドキュメンタリー映画が上映されたことでにわかに話題になったようですよ。彼女自身はHPを持っており、そこでは本人と夫の写真も見ることができます。以下からどうぞ。

The Berlin Wall – A Love Story

 それにしてもいろんな愛の形があるんですね。でも「僕ですか?僕は音楽と結婚してますから、女性には興味ないんで」みたいなことをもてない言い訳にはしたくないので、管理人的には全力で生身の女性を愛していきたいと思います。ビバ女体!

<ネタ元:ANANOVA


One Response so far

補足その1
管理人です。Gigazineでもこのニュースが取り上げられていましたね。Gigazineの記事中では「残念なことに壁などの建造物との婚姻は公的機関に認められていません」となっています。管理人が「正式に認められて」と書いているのは、ブログ「YOGONIのワタシ」において、ドイツで上映されていたドキュメンタリーフィルムには結婚証明書も映されていると書いてあったからなんですね。
もちろん、壁と結婚してもいいなんていう法律があるとは思えませんが(笑)、教会婚のような形なら認めてくれるところがあるのかもしれませんね。うーん、この辺は調べてみないと何とも…?

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