6月

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インタビュアー、ダライ・ラマの前でギャグがどんずべり

By ono   2011年6月16日



■そのジョークは通じるのか?
 オーストラリアからのニュース。チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世がオーストラリアでテレビ局を訪れ、インタビューに応えてくれました。その際にキャスターのカール・ステファノビッチが彼にジョークを放ったのですが、師は何が面白いのかわからずポカンとする場面があったそうです。ではちょっとそのシーンを御覧いただきましょうか。

Anchor’s Dalai Lama Joke Falls Flat

カール:ダライ・ラマ、あなたがピザショップに入っていくとします。
ダライ・ラマ:ピザ?…ああ、ピザ、ピザね。
カール:それで、あなたはこう言うんです。「全てのものが入っている一つのもの(ピザの全部入り)を下さい」って!
ダライ・ラマ:えーと、えっ?
カール:えーと、だから、「全てのものが入っている一つの」…いや、あなたに通用しないのはわかってました(笑)
ダライ・ラマ:??

 ダライ・ラマのみならず、私にも何が面白いのかさっぱり…。たぶん、向こうのジョーク的には、仏教の指導者が、いかにも説法のような言葉でピザを注文するのが面白いってことなんだろうな。しかし、チベット仏教における最高位で世界的に影響力を持つ方にこのジョークはないだろう…。面白けりゃ許すが。いや、ひょっとしてオージー的には大爆笑なのか?謎だぜ!
 ちなみに「全部が入っている一つの物を下さい」と訳した「Make me one with everything.」というフレーズ、どうも元はこういうジョークのようです。

仏教の導師がチベットからニューヨークにやってきた。
彼はホットドックの屋台に自ら赴き,注文する。
「ホットドックを作ってくれ,キャベツとかケチャップとか、全部入れて(Make me one with everything)。」
屋台の主人は,注文どおりにホットドックをこしらえ,導師に手渡した。導師はは20ドル札で支払いを済ませるのだが,主人は,そのお札を金庫の中に入れて扉を閉めてしまうのだ。
「ちょっと,お釣り(Change)は?」と聞くと,主人はこう答えた。
「変化(Change)というものはあなたの内面からやってくるものなのでしょう?」と。
※参考:http://okwave.jp/qa/q1084105.html

 「変化というものは~」のくだりは、きっと向こうでは仏教とか禅の思想というのはそういうもんだという共通認識があるんでしょうね。だからこそこのオチが成り立つ。とりあえずカールさんのギャグはイマイチだったということでOK?

<ネタ元:TheSum


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