7月

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1m四方のちっちゃい芝生に立ち入り禁止看板を建てる議会

By ono   2011年7月23日



■そんなとこまで看板立てて
 えー、一目瞭然といいますかなんというか。たかだか1㎡程度の芝生に「芝生に入らないでください」の看板が出ており話題です。イギリスからのニュース。人一人入るのも困難な広さではありますが、フットボールやピクニックは禁止です。ご注意を。
 看板が出ている場所はロンドン南部のレインズ公園にある通り。マートン議会の管轄で建てられた物です。実際に上記の写真を撮影した地元住民のトム・ビアドモア氏はこうコメントしています。
 「私はその看板を通り過ぎたあと、戻ってもう一度見ました。意味を理解するのにしばらくかかりましたよ。」
 マーケティング・プランナーをしているというビアドモアさんはさらに、
 「議会がなんでこんな看板を建てようと思ったのか、強く問いつめたいですね。だって、こんなスペースに車を停めることなんでできやしないんですから。」

■気をつけてもらうためですから
 こうした批判に対し、議会当局ではこのように弁明しています。
 「無差別な駐車を阻止するための試みです。歩道に車を停めるのは違法であるということをドライバーに意識させることが目的なんです。」とのこと。
 ただし、「あのような小さい場所に看板を建てること自体には意味がありません」と看板の無駄っぷりはとりあえず認めているようです。
 なんといいますか、「芝生があったらどんなところでも看板を建てるんだ」というお固い役所的対応はイギリスっぽくて良いと思います。

■時速9.5マイル制限?
 他にもあるイギリス的変な看板としては、最近ニューカッスルの建設現場に建てられた「作業車両の制限速度、時速9マイル半(15.3キロ)以下」があります。この看板は当然現場の労働者を混乱させることとなりました。
 現場からは「大部分の作業車両には速度計は付いていません。今時速がどれくらいかなんて判断するのは非常に難しいんです」と困惑の声。だいたい普通、速度制限の看板は20とか30などのきりの良い数字なのに、なぜ9.5?というわけです。しかしこれに関して当局では
 「これがもし10マイルちょうどの制限だったら、誰も看板に注意を払わないでしょう。9マイル半という中途半端な数字を書けば、人々はおや?と思い、2度見をしてその看板を注視するだろうと思います。この看板はうまく機能しているんです。無視されるよりはとにかく見てもらったほうが現場の安全につながります。」

 ネタなのかと思いきや看板を立ててる方はけっこう真面目にやってるんですね。イライラするかクスッとするかで看板の印象は変わってくると思うのですが、今回はまあ許せるレベル?

<ネタ元:Metro.co.uk


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