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史上最大の詐欺師、マドフの服で作ったiPadケースが売れている

By ono   2011年8月13日



■あなたは欲しい?マドフのケース
 まあ、記念品というかあやかりたいというべきか…。アメリカはニューヨークからのニュース。史上最大級の巨額詐欺事件の犯人として有名なバーナード・L・マドフの服で作ったiPadのケースが一部で大人気です。
 この製品を作ったのはフレデリック・ジェームズ社のジョン・バッカーロ氏。以前からカシミアの素材でiPadのカバーを作っていたという彼はマードフの衣類が競売で販売されるとこれをすぐに買い付け、さっそくiPadケースの制作に着手したのでした。気になる値段は500ドル(約4万円)。ちなみに最初に作った5つのケースは口伝えで聞いた人が買いにきてすぐに無くなったそうです。それぞれクリスチャン・ディオールのセーター、バーグドーフ・グッドマンのカーディガンを使用してしています。
 「ウォール街の弁護士達は、あの商品をクリスマス・プレゼントに使いたかったんですよね。」とバッカーロさん。
 「今まで31個くらい作って、あとは2・3着のパンツ、セーターとシャツが残っているだけですね。」

■史上最大の詐欺師、バーナード・マドフとは
 さて、その話題の主バーナード・マドフとはいかなる人物なのでしょうか。wikipediaによれば、こうあります。

自身が興した証券会社「バーナード・L・マドフ・インヴェストメント・セキュリティーズLLC」の会長兼CEOとして、30年にもわたって人々を騙し続けて巨大な金額の金融詐欺事件を引き起こした。

 その損害金額は日本円にして6兆円とも言われ、NYに住むユダヤ系の富豪・金持ち(日本の金融機関もかなり被害を被っていますが)が根こそぎ財産を持って行かれた、ということで「バーナード・マドフ」事件としてとても有名です。ナスダックの創始者、投資の神様として人々の尊敬を集めたマドフが使った手口はポンジ・スキームと呼ばれる非常に古典的なやり口で、「運用で10%以上の高利回り」とうそぶきファンドを立ち上げては資金を集め、実際には運用することなく配当金のみを自転車操業的に払っていたというもの。

 前述のバッカーロ氏は、最後にこうコメントしました。
 「彼がとても悪いことをした人間だからこそ、人々はこれらの商品を欲しがるんです。最近の経済状況を見れば、人々は他のセレブレティなんかではなく、マドフのもつ経済的な才能に興味をもつのでしょうね。」
 30年にも渡ってあらゆる金持ちや有名人をだまし続け、ひょうひょうとウォール街を生き抜いたマドフ氏。善悪はさておき彼のみが持ちうる才能に何かしらあやかりたいと思うのは仕方のないこと。うらやんだとて詮無きことなのですけどね。さて、気になる商品はこんな感じ。


 バッカーロ氏「ファッションで作っていますので、落としたりしたら(中のiPadは)確実に壊れますからね。」おいwww

 マドフ氏の服とかそういった背景は抜きにして、普通にこういうケース(カバー)欲しいな。スーツで作ったカバンなんかもありますし、別にマドフさんのでなくても良いので、このテイストでリーズナブルに作ってくれないかな?

<ネタ元:nypost.com


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