8月

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「SPEEDOの水着なんか着たくない」というライフガード、クビになる→裁判で係争中

By ono   2011年8月19日



■絶対に着たくない
 そんなに着たくなかったのかと。というわけででアメリカはニューヨーク州からのニュースです。ビーチでライフガードとして採用された男性が、規定の水泳テストの際にSPEEDO(スピード)の水着を着ることを拒否したためにクビになる、という出来事がありました。
 この男性はロイ・レスターさん61歳。彼はロングビーチで40年の間、ライフガードとして働いてきました。これまではバイクショーツ(短パンのようなもの)を着ていたのですが、規定の水泳テストの際にスピードの水着を着るように指示され、これを拒否したために長年働いた職場を解雇されてしまったそうです。これが2007年の話。ずいぶん前ですね。この措置が不当だと憤慨した彼は以来州を相手取って裁判を起こしているわけです。で、現在も係争中。

■20代とは違うんだからさ
 彼は今回の件に関し、こうコメントしています。
 「20代の頃だったら、スピードだって着てたさ。だけどね。50も超えたような人間に対してはスピードを着るのを禁止するような決まりがあってしかるべきだよ。」
 ちなみに州の法律では、ライフガードは100ヤードの水泳テストの際にボクサータイプ、ブリーフタイプかボードショーツの水着を着ることを定めています。ピッチピチの競泳水着なんか着たくないというロイさんはこれを不服としたわけです。
 ロイさんはこれまですでに2度訴えを却下されています。それでも彼は上告し、先週ついにそれが認められてようやく3度目の裁判が始まったわけですね。

■ていのいい厄介払い?
 彼がそこまでこだわるのは何も水着を着ないのがおかしいという理由だけではありません。「水着の理由なんか口実で、当局は単に年齢の高いライフガードを追い払いたいだけなんだ」と彼は言います。「だいたい、自分はトライアスロンの選手をやっているけど、同世代の選手は誰もそんなぴちぴちの水着なんか着ていない」とも。
 さてさて、水着の条件が州の法律で決まっている以上、彼が勝訴する可能性は高いと思えませんが、「厄介払いの口実」という部分では何となく同情できる部分も。この裁判どうなりますことやら…?

<ネタ元:huffingtonpost.com


2 Responses so far

SPEEDO がいやなら別のメーカのやつにすればいいのにね, ってわけでもないか.

元ネタのタイトルはひょっとして swimsuit と lawsuit をかけてる?

>taco様
skimpyな水着がイヤだったんでしょうねー。
>ひょっとして swimsuit と lawsuit をかけてる
あ、その発想はなかった!さすがです!

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