子供の絵をアートにアレンジ!「モンスターエンジン」が話題
■落書きを超越した芸術性
子どもの落書きが緻密なイラストレーションに。子どもが自由に描いたモンスターをその輪郭のままにイラストに仕上げるアーティストの活動が6年を迎え、この程1冊の画集として完成したそうです。
2005年からこのアートを続けているのはデイブ・デブリーズさん。アメリカ人です。作品がたまり、この程48ページの画集として出版されることになりました。
元々はコミック誌のイラストレーターとして活動し、ユニバーサル・スタジオでスパイダーマンの制作に携わったこともあるというデイブさん。姪っ子のジェシカさんがスケッチブックに落書きをびっしり書いているのを見てこのアイデアをひらめいたといいます。
それでは彼の他の作品をいくつかご紹介いたしましょう!
よくわからない落書きがダークな雰囲気たっぷりの4本腕の忍者に。
水滴おばけ。とにかく光の反射など細部の書き込みがすごいです。
荒野を走る不思議な車。逆に、大人の我々にこういう絵を描けと言われても無理かもしれない。子どもの発想って荒削りで下手くそだけど、僕らが無くしたクリエイティブさをもっている。
「The good man(グッドマン)」と書いてあります。善人(Goodman)てこと?
まさかのスーパーマン。じっと眺めていると、全然不自然じゃなく見えてくるから不思議です。
「画家として、以前はマーベルやDCコミックが好きで、出てくる絵を毎日3次元の立体的なものとして見ていたんです。それを子供の絵にも生かさない手はないでしょ?」とデイブさん。創作の元になっているのは前述のジェシカさんの絵に対する興味だそうで、
「(このスタイルを生み出すのに)リサーチをしたわけでもないし、苦労したわけでもないよ。ただ単純に、ジェシカの絵に命を与えたらどうなるだろうっていう好奇心だけだったんだ。」
管理人に絵心はまったくありませんが、デイブさんの好奇心は何だかわかるような気がします。さっきも書きましたけど、子どもが無邪気に描く落書きには大人の常識にとらわれない自由で独特な形があって、はっとすることがありますもん。
デイブさんの他の作品はこちらからも御覧いただけますよ。
<ネタ元:metro.co.uk>
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