12月

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全ての家が青い「スマーフの村」、もとに戻すかどうかで住民投票実施!

By ono   2011年12月19日



■「青い村」のその後
 わあ、空の色とあいまって幻想的だね!というわけでスペインからのニュース。映画のイベントのために村じゅうの壁という壁を青く塗った村があるのですが、イベント終了後、この村の壁を元の通り真っ白に戻すべきかどうかで問題になっております。
 ここはスペイン南部に位置する人口250人ばかりのフスカルという村。元々は前述のとおりどの家も真っ白な壁だったのです。しかし今年の6月に映画「スマーフ3D」の試写会を行うため、すべての家をスマーフにあわせて青く塗ってしまいました。ちなみにスマーフとは青色の肌をした想像上の小人で、ベルギーの漫画家によって創りだされたキャラクター。

 「スマーフの村」として公式に認められ、観光客もたくさん訪れるようになったこともあり、伝統的な白い壁に戻すべきかどうか、賛否両論が入り乱れました。報告ではこの半年で8万人が村を訪れたそうです。最終的に日曜日に住民投票が行われることとなりました。ちなみに配給会社であるソニーは壁の色を白く戻すことを最初の時点で約束しています。
 結果は今週の金曜日に発表されるということですが、住民の中ではせっかく有名になったスマーフの村をそのまま残したいという意見が多いようです。住民がスマーフのコスプレをしてスマーフフェアを開いたりと、積極的なイベントも行なってきたのですね。
 「パパスマーフ」の愛称で呼ばれる村長のデイビッド・フェルナンデスさんは、青く染まったこの村には多くの利益がある、とコメントしています。
 「それは地域経済を大きく後押ししてくれました。幸福の度合いや就職率などを押し上げたのです。村が青く染まったおかげで、今我々の村は世界中で有名ですしね。」

 ちなみに、村じゅうの建物を青く塗るには1000ガロンもの塗料が必要だったとか。一般的にスペインでは建物の色は勝手には決められないようになっており、今回も地元の司教や政府からの許可をもらわなければならなかったそうです。
 さてさてこの青い村、どうなりますことやら?記事を読んでるとあまり「元に戻せ派」の意見が見られないんですけど、このままでいっちゃうのかしらね。

<ネタ元:Telegraph.uk


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