リサイクルショップで偶然見かけた手紙。サンタさんへあてた手紙の差出人はなんと…?
■ほんのちょっぴり不思議な出来事
クリスマスの奇跡なんてものはそうそう起きないけれど、ちょっとうれしくなる話なら。アメリカはミネソタ州からのニュースです。
デイビッド・ウルフさんは先日リッチフィールドにあるリサイクルショップで買い物をしていました。その時、店内を歩いていてふと壁にかかっている商品に目がとまりました。やたらと古くて茶色い紙きれです。それが額に入って壁にかかっているのです。
「なんだろう、これ?」
その月日を経てすっかり茶色く色ばみ、端っこもぼろぼろになった紙切れには子供が書いたと思われるつたない字で何やら記されています。
”サンタクロースさんへ。どうぞ僕にガソリンスタンドを持ってきて下さい。あと、妹には人形をーハーランド・ウルフよりー”
子供がサンタさんへあてた手紙でした。ご丁寧に宛先は北極になっています。切手は貼ってありませんでしたが。
「ハーランド・ウルフだって?父さんとまったく同じ名前じゃないか!…まさか本人…?」
手紙の隅には1948年と書かれてあります。63年も前のものではないですか。69になるデイビッドさんのお父さんだとしたら、手紙を出した頃はまだ6歳です。ウルフ(Wulff)という、どちらかというと珍しい綴りであることや、書かれていた差出人の住所から、彼は手紙が父であることを確定、すぐに電話をして報告することにしました。
「父さんかい?信じられないかもしれないけど聞いてくれよ。父さんが6歳の時にサンタさんに書いた手紙がね、このリサイクルショップで売ってるんだ!」
最初は何を言っているのかわからなかったハーランドさんも息子の話を聞いてようやく納得。不思議なこともあるものだと感心したのでした。
「そういえば6歳の頃、おもちゃのガソリンスタンドを買ってもらったことがあった…懐かしいな。」
デイビッドさんは後でその手紙をショップから買って父へと送ってあげたのでした。
■巡り巡って彼の目の前に
それにしてもなぜそんな昔の手紙がリサイクルショップなんかで売られていたのでしょうか。デイビッドさんこう推測しています。
「以前に本など、家のものを寄付に出したことがあったのですが、そのどこかに祖母が手紙をしまっていたのか、私がガレージセールで売った荷物のどこかにまぎれていて、そういったものが回り回ってリサイクルショップに流れたのではないでしょうか。」
本の間に挟んでおいたのがいつの間にか…っていうのはあるかもしれませんね。見つけたお店の人が捨てずに額に入れて売ってたっていうのもなんだか微笑ましい。クリスマスはやっぱり、家族の絆を確認する、そんなイベントなのかもしれないね。みんなは誰とクリスマスを過ごすのかな。
<ネタ元:twincities.com>
Leave a comment