4月

9

【夫がクリンゴン星人なので】わけがわからないイギリスの離婚理由

By ono   2012年4月9日



■いろいろあるんでしょうけど
 ニューヨーク・タイムズでは、イギリス人の離婚理由がヘンテコだとネタにされています。タイトルにも出ましたが「夫がクリンゴン星人の服を着て、クリンゴン語をしゃべるので」もそうした離婚理由のひとつです。
 これにはお国柄による理由もあります。アメリカには「ノー・フォルト・ディボース(無責離婚法)」というものがあり、夫婦のどちらかに明らかな問題(不倫やDVなど)がなくても離婚することができるのです。一方、我が国やイギリスは「婚姻を継続しがたい重大な事由(行列のできるあれでよく聞く言葉です)」がない限り一方的に離婚ができません。そのため最近のイギリスでは離婚を主張するためにとにかく無理やりな理由を挙げてくる例が増えているようです。

■ツナ・キャセロールばっかり?
 こうした「へんてこな離婚の理由」には他にもこんな例が報告されています。

「妻が悪意を持って自分の嫌いなツナ・キャセロールばっかり料理するから」
「妻がちゃんとした理由もなしに建築業者だの小売商などに体をベタベタ触らせて、いちゃいちゃしている」
「夫がベッドの隣にあるガラスケースにタランチュラのティミーを入れたまま寝るのが許せない」
「夫の帰りが遅い」
「夫が台所で役に立たない」
などなど。

 こうした事態に対し、離婚弁護士のバネッサ・ロイド・プラット氏はこうコメントしています。
 「まったくもって正気ではありません。こういうつまらない理由は離婚と何もつながりません。」
 ですよね。

 イギリスの法廷で争われる離婚訴訟において認められる理由は不倫や性行為の拒否など5つのカテゴリーに分かれます。しかし、実際の裁判の半数は「不合理な振る舞い」というカテゴリーで、上記のような無茶なものが多いんだそうです。
 「これらの事例には調査の必要すらありません」と司法省のマシュー・ソープ氏もコメントしています。

 「婚姻を継続しがたい重大な事由」っていうけどさ、本人にとって重大ならもう好きに離婚認めちゃえばいいのにって思う。アメリカみたいに。そうしたらいろいろと面倒くさいこともなくて….ってそうすると離婚弁護士の皆さんが困るかー。やっぱり適度に法廷でもめるのが雇用状況のためにもいいってことかな?

<ネタ元:upi.com


Leave a comment


QLOOKアクセス解析