8月

14

盗まれた小人、世界中を旅して帰る(続報)

By ono   2008年8月14日


20080814.jpg 昨日紹介した「盗まれた小人、世界中を旅して帰る」のニュースには続報がありました。この出来事を報じたTelegraph紙が、ノームのマーフィーを連れ出した張本人を捜し出してイブさん達夫婦に対面させるということをしたのです。それが以下の記事。

Telegraph solves the mystery of the travelling Gnome

 記事によると彼はサイモン・ランドルズさん22歳。レディング大学法学部の卒業生なんだそうです。写真中央がサイモンさんで、両端がスチュアート・ケルソ夫妻。ノームを旅させるアイデアは彼が大学の仲間と議論している際に生まれたものだそうです。サイモンさんがバスに乗っているときに偶然マーフィーが目にとまり、彼と出会ったのは運命だと感じたので彼を選んだのだとか。ただ、マーフィーが大事にされているかもしれないことを思うと罪の意識を感じたそうで、だからこそ最高の写真を撮って渡してあげなければと思ったとコメントしています。
 サイモン:「ノームは偉大なアイスブレイカーでした。彼のおかげでたくさんの人たちと打ち解け、友達になれたのです。ただ、彼を税関に通すのは難しかったです。荷物検査のスキャナに彼が映るたびに、係員はそれを出して見せるよう要求してきました。」
 今回は紹介しませんでしたが、写真の中にはマーフィーが現地の人と仲良く並んで写っている写真もありました。マーフィーを話題にすることで、知らない人とでも仲良くなれたんですね。
 マーフィーの持ち主、イブ・スチュアート・ケルソさんは対面したサイモンさんにこうコメント。
 「やって来てくれてありがとう。それは美しいストーリーです。そして、あなたは憂鬱な日々を送る私に励ましをくれました。」
 ただし、イブさんはサイモンさんに「だけどこんなことはもうしないでね」とも伝えたそうです。
 いったい誰がやったのか、わからないままの方が空想が広がって楽しいような気もするのですが、せっかくなのでご紹介しました。それにしてもずいぶんとたくさんの国を回ったものですよね。サイモンさんとマーフィー、長旅お疲れさまでした。

<ネタ元:Telegraph.co.uk


6 Responses so far

素敵な記事だと思いましたが続きがあったとは、「ザ・ベアー」とも対面したんですね。アメリは知り合いのスチュワーデス(客室乗務員だっけ?)に頼んでたと思いますが、サイモンさんはこの老夫婦を楽しませるために自分で色んな所に行ったんですよね。二人が喜んでくれるか分からないのに実行したのはすごい。

>喜んでくれるか分からない
そうなんですよね。下手をすると警察がコメントしていたように窃盗犯扱いされる可能性もあったわけですからね。ジョークとサプライズが通用する人だったことを感謝しないとね!
アメリのエピドードは客室乗務員?ことキャビンアテンダントにお願いしたのですか。なんだか気になってきたので、アメリを今度こそ借りて観ようと思います…。

続報があったんですね!
サイモン君はやっぱりちょっといたずらっ子な感じがします。
そして憂鬱な日々を送っていたというイブさんとご主人は
やっぱりちょっとそんな感じがかいま見える気がします。
ご主人はクリスマスキャロルのスクルージおじさんに
少し似ているような…。
服のせいでしょうか。
先日の投稿は二重になってごめんなさい!

>サイモン君はやっぱりちょっといたずらっ子な感じがします
茶目っ気のある顔ですよね(笑)。冗談を本当に実現してしまったりして、意志の強さも秘めた方なのでしょうけどね。
クリスマス・キャロルといえば、年代によっていろいろなバージョンがありますよね。英語の授業で先生が自習代わりに見せてくれたのは「3人のゴースト」というリメイク版でした。

小人さん大好きです。
このネタのグローバルな物語とは逆に
お庭のお花を見ていると
花びらの裏側や葉の上に
小人さんがいるようで、想像しているだけで
楽しくなるんです。
お庭は美しいだけでなく、不思議の国の扉がたくさんありそうなところだから、続編を読まなければ、マーフィーが一人で旅しているのかと思い浮かべてました。
私も小人になったら、世界旅行できるかな・・今のままでも、ちっちゃいけどね(笑)

>なつき様
コメントありがとうございます。大丈夫!今のままでもきっと世界を旅できますよ。時間とお金、それに何かのきっかけさえあれば…(笑)

Leave a comment


QLOOKアクセス解析