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手術の様子をツイッターでライブに中継、メモリアル・ハーマン病院がアツい

By ono   2012年5月13日



■新たなメディア?ツイッターによる手術ライブ
 病院の手術をライブでツイート…新しいね!というわけで、アメリカはテキサス州からのニュースです。ツイッターのフォロワー増加対策?病院が手術の様子をツイッターで写真を交えてリアルタイムに伝えるという試みが行われているそうですよ。
 今回のツイート・キャスティングはテキサス州ヒューストンにあるメモリアル・ハーマン病院。手術は21歳の女性の脳から良性の腫瘍を取り除くためのもので、ドン・キム医師は4時間程の手術の経過を逐次ツイッターで報告し続けました。
 興味のある方はメモリアル・ハーマン(@houstonhospital)の5月10日のツイートを見ていただければ、手術の間中にかなりの頻度でつぶやかれているのがご覧いただけますよ。時々に応じて写真を掲載したり、フォロワーの質問にも答えてくれたりしています。

■一般の人々に教育したい
 現在で既に1万4千人のフォロワーがいるというこのメモリアル・ハーマン病院のツイッター。外科医のドン・キム医師はソーシャルネットワークが脳の手術について人々を教育する手助けになると考えています。
 「ソーシャルメディアっていうのは、脳手術のプロセスを広く知ってもらうためにはとてもパワフルなコミュニケーション媒体なんだ。」とキム医師。
 「だから、ツイッターを使った手術速報の目指すゴールは、脳腫瘍について、そしてその手術の間に何が起きているのかということを一般の市民の方々に教えることなんです。」
 確かに、手術が具体的に行われる手順は医学に関係のない我々だって興味のある所。もちろん、直接関係する人にはより知っておきたいものでしょうね。
 「たとえば、今回と似たような症状にかかって同じ手術を受ける人が自分の周りにいるとしたら。手術を受けるのが正しい選択なのか、このツイート・キャスティングを見て参考にしてもらえれば良いと思う。」

 ちなみに今回の手術の方は無事成功に終わりました。患者は手術後15分程度で起き上がり話をすることができたそうです。
 手術の成功確率とか、患者の許可がいるとか、難しい問題もいくつかはあると思いますが、こういう試みは好きだなー。患者の家族の方だってただ待っているだけじゃなくて患者の現状を知ることができるしね。ただ、ツイッターのためだけに医療知識のある人員を一人裂く余裕があるかどうかっていう話にもなりますよね。なんにせよこの流れが広がったら良いのになと思う管理人です。

<ネタ元:metro.co.uk


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