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5叉路の中に5つのロータリー…「英国一ひどい交差点」が決定

By ono   2013年2月24日


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■かかってこいと言わんばかりのロータリー
 それってどんな形なのかは、↑の看板の通りです。5つの方向に道路が延びるロータリーなのですが、ロータリーには内回りと外回りがあり、それぞれの道路の入り口にミニ・ロータリーがついていてさらに車線が複数あるという、非常に複雑怪奇な交差点です。イギリスのスウィンドンにあるこのあまりにわかりづらい交差点は「マジック・ラウンドアバウト」と名付けられています。
 先日カー・リースのサービスを行っている「CentralContracts.com.」では全英からの応募によって「イギリス一ひどい交差点」を決定、それがスウィンドンのロータリーに決定したのです。グーグルマップで見るとこんな感じになっております。
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 なんですかこれは!わけがわからない!ここは地元のドライバーにも「ホワイト・ナックル・ライド」と呼ばれ恐れられている交差点の一つ。ちなみに「ホワイト・ナックル・ライド」とは、ハンドルを握る拳から血の気が引いて真っ白になるほど曲がりがきつい道路というような意味なんだとか。道路ができたのは40年以上も前の事です。‘I survived the Magic Roundabout t-shirt’(”私はこのロータリーを無事に通過した”Tシャツ)がオフィシャルのグッズとして売られているほど地元では有名なのです。

■頻繁に事故ってるよ
 このロータリーの近くにオフィスがあるというスティーブン・ハリソン氏はこうコメントしています。
 「本来右折はない作りなんですけど、ドライバーの人たちは毎日ロータリーを使って右方向に曲がっています。ロータリーを横断している歩行者が危ない目にあったいるのを何度も見ましたし、週に2回は大なり小なり車の接触事故がありますよ。重傷のけが人が出るのも時間の問題でしょうね。」
 こちらはスティーブン氏が実際に撮影した事故の様子です。
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■道路を改善する意見として聞いてほしい
 信号が一つもないので、災害時などに混乱しなくてよいとして最近またロータリーを交差点に導入しようという動きもあるのですが、ここまで複雑だと逆に心配ですよね。今回の企画をした CentralContracts.comの担当者はこう声明を出しています。
 「国内で道路の構造がひどい場所を取り上げ、不便さをわかってもらう事で、当局がドライバーからのメッセージを受け取ってくれる事を望んでいるんです。」
 なるほど。使いづらい道路を改善してもらうためにやっているということなんですね。一方方向に回るだけのロータリーでも慣れない人にはおっかないのに、こんな構造だとどんだけ大変なんでしょうか。ところで、この辺りをグーグルマップで見ていたら、この辺てやたらロータリーが多い地域なんですね。
2013-02-24
 ぱっと見ただけでロータリーが8つあるじゃないですか!地域の特色なんでしょうかね。スウィンドンの人にはなじみある交差点なのかもしれません。毎週事故があるらしいですけど…。

<ネタ元:metro.co.uk


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