交通違反対策に段ボールの警官を置いてみたら結構効果があったよ!
■交通ルールがすごく悪い街
効果あるのは今のうちかも?というわけでインドからのニュース。大都市のバンガロールでは、ドライバーに交通規則を守らせるため、段ボールでつくった等身大の警察官を各所に配備しているそうです。
さて、バンガロールといえば人口が800万人以上を誇る国際的大都市。しかし、急速に都市化してきたために道路の整備は非常に悪く、交通ルールを守らないドライバーが多数。おかげで交通事故死の多さでは世界でもトップレベルにあるのです。全然自慢できません。
バンガロール市警本部長のサリム氏はこう述べています。
「きちんと各エリアに警官がいて監視していたら、多くのドライバーは指示に従って交通ルールを守ると思います。逆に、警官が周りに見えないと違反をするんです。信号を無視したり、一方通行を逆走したり。」
■効果良好につき追加決定!
そこで、警察では一計を案じました。段ボールでできた警官の設置です。まずは↑写真のような感じで3体設置してみました。
「この紙の警官はとても優秀だよ。週7日ずっと勤務してくれるんだからね。彼らはとても効果があったよ。」
事実、段ボールの警官に話しかける人がいたり、一方通行を逆走中のドライバーがこの警官を見つけて大慌てでUターンして出て行ったという報告もあるそうです。てきめんですね!こういった警官のフェイクパネルは北米ではちょくちょく使用しているんですが、インドの都市部で使用されるのは初めての試みです。とりあえず、あと10体を追加で投入する事が決まりました。ただし、市民の中には「我々をバカにしてる」として不満を表明している人もけっこういるとか。
日本でもけっこう似たような試みってありますよね。パトカーに似せた回転灯を設置してみたり、夜見たらまるで警官が立っているかのように電柱に反射板をうまく貼ってみたりね。日本でもそうだけど、慣れちゃうとまったく効果がゼロになっちゃうものだから、効果は一定期間しか期待できない気もします。
あ、逆にいろんなポーズの警官を作っておいて、写真を撮らせるっていうのどうかな。一緒に写真撮ったり、コンプリートしたくなっちゃう。
<ネタ元:abc.net.au>
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