「制服のパンツがきつすぎるんだよ!」フランスで24時間スト決定
■そこは絶対譲れない
人は何かを訴えるために集い、デモやストをするわけです。「原発反対」だったり「賃金上げろ」だったり、「食の安全を守れ」だったり。で、今回のストライキの主張は「パンツがきつすぎるんだよ!」です。大事なことですね。
事件が起きているのはフランスの南マルセーユ市。この街のバスドライバー組合が、強制的に支給される制服のズボンがきつすぎて我慢できない、とストライキを起こすことにしたのです。
ストを行うのは公共交通機関であるRTMの従業員1600人。6月3日に24時間のストを計画しています。もちろん訴えるのは「制服のパンツをどうにかしろ!」です。バスドライバーの1人はデイリー・ラ・プロバンスにこうコメントしてくれました。
「あんなの着てられないよ。シャツは良いんだよ。でもパンツの方はあまりにタイトすぎるんだ。だから我々はパンツについて断固拒否する。」
■強引な経営陣にも反感
ドライバーの制服は最近会社側の提案で一新されました。今までの制服はイエローだったのですが、今回はラベンダー色。色自体については不満はないようなのですが、その決定する過程には納得がいかないようで、ドライバー組合のガルジューロ氏はこう述べています。
「経営陣は我々の”衣類委員会”の意見を考慮することもなく、一方的に制服を決めてしまった。そんなユニフォーム、着たい訳がない。」
いろいろと気に入らない部分はあるみたいですね。バスの運転手さんは一日中シートに座っている訳ですから、パンツがきつすぎるという問題は意外と深刻なのかもしれません。それにしても24時間ストですか。さすがおしゃれの国フランス、服装に関しては一歩も譲れないということなんでしょうか。経営陣の皆様もとりあえずアジャスターぐらいオプションで付けてあげたら良いのにと思います。ある日いつものズボンがきつすぎると気づいた日の衝撃は味わいたくないものです…
<ネタ元:thelocal.fr>
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