逃走中の泥棒、新聞にフィアンセとの写真が掲載されて身元がバレるはめに
■あれっこの人…
7年間も逃げてるうちに、忘れちゃったのかしらね。というわけでイギリスからのニュース。あるコンテストに応募して新聞に掲載されたのがもとで身元がばれちゃった、という指名手配中の男性がいるようです。
写真↑の男性はヴィンセント・コンドロンさん36歳。一緒に写っているのはフィアンセのレベッカ・ヤングさんです。この写真は先日サウスウェールズの新聞に「ウィン・ウェディング」コンテストへの応募者として掲載されたものなのですが、この新聞を何気なく読んでいた警官が叫び声をあげました。
「あっ、こいつヴィンセントじゃないか!?こんなところに写って。見つけたぞ!」
■始まりは7年前
さてさてどういうことかと言いますと。このヴィンセントさん、実は7年前に窃盗の罪を犯しており、警察が追っていた男だったのです。
事件があったのは2006年。ヴィンセントはカーディフにおいてとある店舗に忍び込み、DVDのボックスセットを2つ盗んで逃走していました。その後すぐに犯人の身元が特定され、彼のところへ裁判所に出頭するよう令状が出されたのですが、ヴィンセントはこれを無視し、アイルランドへ逃走したのです。調べたところ、彼は当時ヘロイン中毒にかかっており、環境を変えて薬物依存からも逃げ出したいという気持ちがあったそうです。
その後、彼の暮らしは一変しました。父親と一緒にカウンセリングを受け、中毒を脱するとダブリンで大学に入学し猛勉強。レベッカさんとは2011年のクリスマスに出会い、その後遠距離での恋愛を続けてきました。彼は現在医療への道を志しているとのこと。
■彼の刑罰は・・・
さてその後。彼がウィン・ウェディングというコンテストに応募した写真を見て警察がヴィンセントを特定、すぐに彼を逮捕、拘留しました。その後彼は7年前の窃盗の罪で懲役28日を宣告されたのです。しかし、彼のその後の行いをかんがみて、懲役は14日に変更されました。しかもこの時点で彼が拘留されてから既に14日間が過ぎていたため、その日のうちに解放されたそうです。
なんか逃走してからの7年間にいろいろあったんですねえ。薬物中毒からの脱出、猛勉強して彼女も見つけ…と、ずいぶん充実した人生へとシフトを切っているご様子。盗んだものがたいしたことないからって罪が消えるわけではありませんけど、今の生き方をそのまま続けていけばもうそんなつまんない罪を犯す心配もなさそうです。人の人生って面白いね。
Leave a comment