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強盗に襲われ、身ぐるみはがれたという裸の男。さて、真相は・・・?

By ono   2014年1月22日


Man yelling --- Image by ゥ Corbis
■寒さに震える男がドアを叩く
 まあだいたい察しが付くかもしれませんけどね。というわけで、アメリカはペンシルバニア州からのニュースです。「強盗に身ぐるみはがれた」と全裸で街を歩いていた男性の証言が実は狂言だったという事件がありました。
 さて、事件があったのは先週日曜日の深夜のことでした。ユニオンタウンのとある家のドアをドンドンと叩いて助けを求める男がいました。彼の名前はキース・メッツ、18歳。服はおろか靴もはかず、真っ裸で外で震えているのです。ドアを開けてくれた家の主人にキースは、
 「そこの路地で4人組の男に襲われて、身に着けているものをすべて盗られてしまったんです。何か着るものを貸してもらえませんか?」と頼み込んだのでした。

■4人組の男が襲ってきて・・・?
 親切な家の主人はキースにジャケットと毛布を貸してくれました。また、警察にも連絡してくれたそうです。彼が家へと歩いて帰る途中、警察が彼を見つけると話を聞きました。
 「なるほど、4人組の男に襲われて、ねえ。」
 キースは寒さで震えており、右手には怪我を負っていたため、すぐにユニオンタウン病院へと運ばれていきました。さて、残された警察は彼の証言を確認しようと、襲われたという場所へ行ってみました。確かに彼が裸足で歩いた足跡は雪の上にくっきり残っているのですが、他の人間の足跡はまったく見当たらないのです。
 「・・・4人組の強盗、ていうのはどうもあやしいな。」警察は周囲の聞き込みにあたりました。すると、すぐ近くの家で、キースの服を持っているという女性に出会いました。彼女は全ての事情を話してくれました。
 「夜中の3時近くだったかしらね。キースとこっそり会ってたのよ。そしたら彼氏が突然帰って来ちゃって・・・。それで、キースはあわてて裸のまんまで家から逃げて行っちゃったんです。この服と靴、キースに渡してあげてください。」

■本当のことを言ってください
 警察は再びキースのところへと向かったのでした。
 「キースさん、さっき、近くの民家であなたの服を預かりましたよ。もう一度聞きます。本当に”4人の男”に襲われたんですか?」
 「えーと、その、ごめんなさい。」
 というわけで一件落着?となりました。キースが虚偽の強盗事件をでっち上げて証言したことが罪に問われるのかどうかは、まだ明らかになっていないそうです。ま、助けを求めるにも「浮気してたら彼氏が帰ってきちゃって」なんて言えませんものねえ。なんていうかおかしいやら悲しいやら・・・。浮気するなら靴は履いたままがいいよってことかしらね?

<ネタ元:Police: Half-naked man in Uniontown claims robbers stole clothes


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