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スペインで英国人が偶然の市長に

By ono   2008年11月2日


British expat becomes ‘accidental’ mayor of Costa Blanca

20081102.jpg 偶然って恐ろしいね。スペイン語をほとんど話せない英国人が、アクシデントにより偶然スペインの市長になってしまうという出来事がありました。
 さて、ここはスペインはバレンシア州にある、人口11,000人のコスタ・ブランカ。突然市長になってしまったのは英国人のマーク・ルイスさん58歳です。英国人とはいっても彼はコスタ・ブランカに住み、市議会で一般の議員も務めていたのですが、先日市長、副市長と4人の上級議員が全て不動産横領の罪に問われ連行されてしまうという事件が起きました。検挙されていない連立与党の議員二人のうちの一人だったルイスさんは、あろうことか繰り上げで市長になってしまったのです。
 「ルイス氏は、現在市長として議会運営を担当しています。序列的に彼の上にいたものが全て逮捕されたのですから。」と市役所ではコメントしています。
 「彼らの逮捕以来、全てが混乱の中にあります。我々にはスペイン語をほんの少ししか話せない議員しか残っていませんでした。」役所的にも渋々という空気があるんでしょうな。ルイスさん英国人だし。
 ルイス氏本人は現在の役職についてのコメントを避けましたが、今後についてはこう述べました。
 「これが本当に一時的なものであるのを期待しますし、全てが早く整理されると確信しています。そうしたら状況は元に戻るでしょう。」
 スペインに20年以上住んでいるというルイスさんは昨年の5月にもう一人の英国人とともに当選して市議会議員を勤めていました。それにしてもまさかこんな玉突き衝突で市長になるとは、ですよね。ほとんどスペイン語が話せないのに議員ができちゃうというコスタ・ブランカもなんかゆるそうな街ですけど…

<ネタ元:Daily Telegraph


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