ドーピング対策用の偽ペニス販売→逮捕
Fake penis drug cheat inventors guilty
必要は発明の母?ドーピング検査で引っかかるのを逃れるためにと、偽のペニスと小便を開発しオンラインで売っていた2人の輩が逮捕されました。最高で8年の刑期を言い渡される可能性があるとのことです。
この2人とはジェラルド・ウィリスとロバート・カタラーノ。ペンシルバニア州ピッツバーグにあるパック・テクノロジー社の社長と副社長です。彼らが販売していたのは「ウィジネイター・ペニス」というクリーンで暖かい代理の尿とそれを排出するための人工ペニスのセットなのです。この商品はインターネット上で販売されていたのですが、手の込んだことに人工ペニスの方は白人用、黒人用、ラテンアメリカ人やブラウンなど肌の色に合わせたバリエーションも取り揃えてあったのでした。
65歳と62歳というこの2人は薬物乱用精神保健局(SAMHSA)を欺こうと企てたという罪で処罰を受けることになりそうです。最高で懲役8年と50万USドル(約4700万円)の罰金を科される可能性があるとのことですね。現在パック・テクノロジー社は営業しておらず、ウェブサイトも利用できなくなっています。
はじめてこのウィジネイター・ペニスが世間に知られたのは意外と古く2005年の話。ミネソタ・バイキングのオンタリオ・スミスがミネアポリス・セントポール国際空港でこの器具を持っていて捕まり、話題になりました。彼はこの時出場停止処分を受けています。
現在はもう見れなくなってしまっているこの会社の宣伝文句をちょっとご紹介しましょう。
「ウィジネイターは、薬物検査の最終的なソリューションです。これはもう誰もが認める合成尿のリーダー。人工ペニスはとてもリアルで、隠し方もシンプル。あなたが必要なときにどこでも、その品質を保証します!」
すごいバカっぽい…。実際これが検査にどの程度有効なのか非常に気になるところなのですが、ブログ「エア~ボール」に掲載されていたNBAのロッドベンソン選手のコメントをちょっとご紹介させて下さい。
「これを使って検査をパスしたやつっているんだろうか、と思ってしまう。(中略)Soumaila Samake(マリ出身の元NBA選手)は?あいつはステロイドで捕まっただろ。あいつ、黒色のWhizzinatorを使わずに黄土色のを使ったんじゃないだろうな?あの検査をごまかすのは、俺には無理に思える。」
最近の検査は採尿の際に検査員の前で普通にパンツを脱いであそこをさらさなければならないらしく、そんな状況ではどうにもならんだろ、ということのようです。パンツまで脱がされたらばればれだものねえ。
大勢の前であそこを披露して小便をするなんて、すごく度胸がいるような気がします。さすがはプロスポーツ選手…って記事と関係ない部分で妙に感心してしまった管理人なのでした。
多くの人があまり見たくはないだろうなと思うのですが、一応使用時の写真を紹介しときますね。下からどうぞ。
う…やっぱりこんなの載せるんじゃなかった…ごめんなさい!
<ネタ元:Dayly Telegraph>
2 Responses so far
11月 27th, 2008
19:42
検査員の目の前でする、って方に驚きました。オリンピックとか見ても「この人達は競技の前におしっこするとこ見られてんだ」と思い出しそうです。それにしてもこれはチャックから出すだけだとバレないくらいの出来ですね。モザイクなくて大丈夫ですか。
11月 28th, 2008
08:02
>clydemender様
前述のブログ、冒頭でロッド・ベンソンは「俺はパンツを脱いで、カップに小便をするように言われた。みんなが見ている前で、だ。小便は幸運なことにすぐに出た。去年は緊張しすぎて何分もかかったからな。」と言っています。いや、これは大変ですよ。
それにしても写真…モザイク必要かも…?うーん
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