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盲目のダーツプレイヤー、あまりに上手過ぎて詐欺の疑いがかかる

By ono   2015年3月30日


Robert-Boon
■チャリティイベントを開催
 ほんとは見えてるんじゃないの?っていう。というわけで、イギリスはデボン州からのニュース。盲目のダーツプレイヤーがあまりにも良いショットを撃つものだから、本当は見えている詐欺師じゃないかと疑われるという出来事がありました。
 写真の男性はロバート・ブーンさん50歳。彼は先日デボン州のペイントンでマラソン・ダーツ・イベントを開催しました。視力障害を抱えているというロバートさんは自分用の盲導犬を飼うことができるよう、10時間ぶっ通しというチャリティのダーツイベントを行うことで寄付を集めようと考えたのです。もちろん、ダーツを投げるのは彼1人。休むことなくダーツを投げ続けました。

■あまりの高得点に・・・
 結果、彼はなんと6万1千点をスコア。どう見ても目の見えていない人が得点できるレベルではありません。もちろんこれはロバートさんがガチンコで投げており、彼曰く反復的な動作なので慣れれば正確さを保っていることができる、というのですね。ちなみに彼はほとんど全盲で、片方の目だけがうっすらと影を感じることができる程度だそうです。
 ところがイベントの後日、ロバートさんはDWP(労働年金省)に呼び出しを食らってしまいます。イベントでのかれのプレイを見て、誰かが「あんなの絶対盲目の人が出せるスコアじゃない」と告発したようなのです。驚いたロバートさんはとにかく弁明。病院の医療記録などを取り寄せるとDWPの担当者へと提出することにしました。
「なんだかまるで脅迫されているみたいです。私はきちんと診察した上での盲目で、実際ほとんど見ることができないんですからね。」
 結果ロバートさんの無実は証明され、彼の名誉は回復されたのでした。良かったですねえ。

 しかし、確かにダーツは反復運動とはいえ、たとえ見えていたとしてもそうそう上手くはいきませんよね。彼のプレイは努力なのか才能なのか、はたまた両方なのか・・・

<ネタ元:Eye’m innocent! Blind man targeted in benefit fraud probe for being ‘too good’ at darts


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