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36キロのキンタマを持つ男性、手術でやっと普通の姿に

By ono   2015年10月8日


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■36キロをぶら下げて
 歩きづらかっただろうなあ・・・というわけで、アメリカはミシガン州からのニュース。病気のせいで陰嚢(いんのう:キンタマのこと)が巨大に膨れ上がってしまった男性がいたのですが、手術でようやく元に戻すことができた、という話題です。
 ↑写真の男性はダン・マーラーさん、40歳。彼は7年前から陰嚢リンパ浮腫という病気にかかってしまいました。初めのうち、普通に病院で看てもらったのですが、医者は彼に「痩せれば戻るから」と言うだけでした。ところが、彼が必死になって減量しても、陰嚢は小さくなるどころか、日ごとに大きくなっていきます。ついには写真のように陰嚢の部分だけで80ポンド(約36キロ)という大きさにまでなってしまったのでした。どうでも良い話ですが、陰嚢はあくまで皮の部分だけで、中の玉の部分は指していませんので、正式にはキンタマではありませんね、あしからず。マーラーさんは結婚して妻もいるのですが、あそこがこんな状態では何もできません。つらい日々が続きます。

■テレビに自分と同じような人が映ってる!
 さて、原因もわからず、歩くことにも不自由していた彼は先日テレビで自分と同じような症状の人が手術を受けている様子を目にして驚きました。テレビでは、カリフォルニア州に拠点を置く泌尿器科医ジョエル・ゲルマン博士が、この症状の原因は陰嚢リンパ浮腫であり、手術で切除することで元に戻すことができると言うのです。早速彼はゲルマン博士に連絡を取り、手術を受けることになりました。
 博士の他8人の外科医が協力する手術は14時間にも及びましたが、結果的に無事彼の肥大した陰嚢を取り除くことに成功。ただ、彼の肺が弱かったために合併症を引き起こし、ベンチレーターに入れられることになりました。
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 そして、↑ご覧の通り!マーラーさんは回復し、体も元通り。奥様とも無事に愛し合うことができるようになりました。ちなみにこの手術が行われたのは約1年前。最近になって彼のことがTLC(ザ・ラーニング・チャンネル)という番組でドキュメンタリーとして取り上げられることになり、マーラーさんのことが再び話題に上がっている、というわけですね。

■一人でも救われれば
 番組について、マーラーさんはこうコメントしています。
「この番組を見ることで、たった一人でも救われる人がいるんなら、番組に出た価値があると思うよ。」
 マーラーさんはあまりにも特殊で症例のない病気に悩まされたため、自分以外のそうした境遇にある人がすこしでも助かってくれれば、と望んでいるようです。いい人ですね。
 ちなみに、リンパ浮腫とは何らかの理由でリンパ液が組織が排出されずにむくみとなってたまっていく症状を言います。ただのむくみも、放っておくと大変なことになるんですね・・・。キンタマが大きくなってしまった男性の名字がマーラーって出来過ぎでしょwwwとか最初思ってたんですが、実際になってみることを考えるとしゃれになりませんな。好奇の目にはさらされるし、歩くこともつらいしね。手術が成功して本当に良かったと思います。
 このブログですと、キンタマが話題になる記事と言えば「素手でキンタマを引きちぎられる(2010年・ドイツ)」だとか、「別れた女にキンタマを引きちぎられた男性(2012年・アメリカ)」だとか、「愛犬にキンタマを噛み千切られるという痛々しい事件が発生(2013年・アメリカ)」だとか、まあとにかく痛々しい事件が多いわけですが、今回はきれいに治って終わるというハッピーなニュースで本当に嬉しく思っていますわりと本気で。

<ネタ元:Man who had 80lb mass removed from scrotum can finally have sex again


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