タバコで虫を焼き殺そうとした男、家を全焼させる
■アルコールは燃えやすかった
タバコの火には要注意ですな。というわけで、アメリカはデトロイトからのニュース。ナンキンムシ(トコジラミ)を焼き殺そうとタバコの火を押し付けたら家が燃えてしまうという事故が発生しました。
火災が起きたのは1月3日、午前4時30分頃。場所はデトロイトにあるセント・アントニー・ガーデンズというアパート。その晩、ここに住んでいる30歳の男性はトコジラミに悩まされていました。よくナンキンムシという名称で呼ばれるトコジラミは民家に住みつき、夜になると人間を刺し、不快なかゆみを生じさせるのです。男性の家にもトコジラミが発生しており、深夜眠れなくなった男性は消毒用アルコールをソファーと自分の体にスプレーし、タバコを吸って一服していました。そこでソファーの端を歩くトコジラミを見つけた彼は、あまりの憎さに吸っていたタバコを押し付け、焼き殺してやろうとしたのです。
■一気に燃え広がる
ところが、アルコールをたっぷり吹き付けられていたソファーはその場で炎上。そして、同様にアルコールを吹き付けてあった自分の体にも火が燃え移り、炎は家の中へ燃え広がっていったのです。
彼と同じアパートに住んでいるというヨハナン・ラーソーサ氏はロビーで男性を見かけたとコメントしており、「とても怖かったです。彼は大声で叫んでいました。」とのこと。男性はひどいやけどを負いましたが、現在は病院で回復中です。
炎の方は他の住人の部屋まで広がっており、消化までに4件の部屋が焼かれたこと、また階下の多くの部屋が消火の際に大量の水をかぶるという被害を受けました。
ちなみに、デトロイトはアメリカでもっともトコジラミに荒らされている地域なんだそうです。日本では完全に駆除されてしまいほとんど見かけることはありませんでしたが、最近では海外から服についたトコジラミを持ち込む人がいるせいで、都心では一部で被害の報告が上がっているとか。怖いですね。たちが悪いのは海外から持ち込まれるトコジラミは、殺虫剤に晒された上で生き残った種なので、耐性がついておりなかなか駆除が簡単じゃないようです。
ま、一番の問題はアルコールを吹き付けた直後にタバコに火をつけちゃうっていう不用心ですけどね。この派手な火災でトコジラミが一掃されたことをお祈りしております。そういう意味では結果良かったと言えなくも・・・言えないか。
<ネタ元:Man Sets Himself And Apartment On Fire While Trying To Kill Bedbugs>
2 Responses so far
1月 14th, 2016
00:25
どうせなら
デトロイト全域から (火をもって) 駆除する
とかいう壮大な計画を立ててほしかったものだ.
1月 17th, 2016
20:52
>taco様
それは・・・ゴージャス過ぎます・・・笑
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