「コーヒー」→5ドル、「こんにちは、コーヒーを一杯お願いします」→1.75ドル。このサービスとは・・・?
■注文がただの「コーヒー」はそっけないでしょう
お客様にも礼儀は必要よね。というわけでアメリカからのニュース。丁寧に注文してくれたら段々値段が安くなるという変わったサービスを提案している喫茶店が話題です。
さて、場所はヴァージニア州、ロアノーク。ここのとあるカフェがある日上の写真↑のようなサインを店の外に出し始めたのです。なんて書いてあるかと言いますと、
「コーヒーSサイズ」 5ドル(約530円)
「コーヒーSサイズをお願いします」 3ドル(約320円)
「こんにちは、コーヒーSサイズを一杯お願いします」 1.75ドル(約190円)
注文する時の言葉遣いがそっけなくなるほど、どんどん値段が上がっていきます。この提案をしているのがロアノークのグランディン・ビレッジにある「カップス・コーヒー・アンド・ティー」というすごくそのまんまな名前のお店。ストリートビューで見たらこんな感じでした。
■店員だって人間だ
サインを発案したのはカフェの職員、オースティン・シムズさん。彼はテレビの取材に対し、
「店員も人間なんだってことをわかってほしくて。注文する時に”こんにちは”を言う時間すら惜しむような人たちからはより高い料金を取るべきだっていう思いを解決するために提案したんです。」とコメント。
カフェのオーナー、オリビア・バードさんによれば、このサインは半分冗談で、今のところは実際に「コーヒーSサイズ」といったお客から5ドルを取ったことはないと説明。あくまでもお互い礼儀正しくやろうよという提案のようですね。
確かに日本でも「お客様は神様」的な消費者の無礼な態度が時折話題にされますしね。お金を払うこととサービスを受けることはあくまでも対等なのであって、声かけ一つにしてもお互い気を使いたいものですね。
■共感から反発まで色々
さて、この写真に付いた海外のコメントを一部紹介。
・「コーヒーをよこせ、殺すぞ」なら0ドルだな。
・「はい、元気?もし良かったらコーヒーを・・・」って頼んでくれたら、最高のサービスを受けられると思うな。飲食店業界の職員は毎日クソみたいな客を相手にしているからね。
・「(電話しながら)コーヒーS」は7ドルだな。
・15ドルやるからコーヒーを入れてくれ、代わりにその偉そうな物言いをやめてくれないかな。
・僕なら最初から5ドル払うよ。自分は基本礼儀正しく注文しているけど、いちいちおしゃべりをしたくない人の気持ちもわかるんだ。強制される礼儀?ごめんだね。
賛否両論、色々あるみたいですね。お互いが配慮し合う優しい世界が理想なんだけど、マナーじゃなくて礼儀を強要されるのはどうなんだ、という気持ちもわからなくもないしね。
<ネタ元:Virginia cafe’s sign promoting politeness-based pricing goes viral>
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