崖を転落、助け出したらまた落ちた！
Man falls down the same cliff twice
なんていうか運が悪いというしか…。イギリスからのニュース。崖から転落して助け出された男性が直後にまた同じ崖を落ちるという事件がありました。
事故が起きたのはダラム州バーナードキャッスルの近く。66歳のジョージさんは家の近くにある崖のそばの狭い歩道を歩いていてつまづき、崖下へ20フィート（約6メートル）転落してしまいました。彼は鼻に怪我を負い、背中を痛めたそうです。
ジョージさんはまだ意識があり、駆けつけた妻のメアリーさん（53）はなんとか崖の上まで彼を引っ張り上げることに成功しました。そこでジョージさんは気絶。携帯電話を持っていないメアリーさんは助けを求めに走ることに決めました。もちろんジョージさんは崖から離れたところに寝かせて。
しかしメアリーさんが走り出した後、彼はなんと立ち上がってきたのです。しかしそこでまた気絶。よろめいた彼はまた同じ崖を転落してしまいました。
「彼が叫んだのを聞いて振り向いたら、彼は立ち上がってきていたの。恐ろしいことに、また倒れこんで、落ちていってしまったのよ。さっきまでいた崖の下までね。」
その後造園家の男性が助けに来たのですが、結局ジョージさんを起こすことも動かすこともできませんでした。メアリーさんはまた友人の家へと走ります。しかし友人宅には誰もおらず鍵がかかっていました。頼みの綱を断たれたメアリーさんはぞっとしたそうです。
「思ったんです。もしドアのガラスを破って中に入れば、電話を使って助けを呼べるって。」…そして、
「そばに小さなほうきがあったので、私はそれをつかんで思い切り叩きつけたの。中の鍵を探したけど見つからなくて、結局自分でその窓から中に入ったわ。」
すごい行動力ですね。結局電話をかけて救急隊を呼ぶことに成功。その頃ジョージさんはというと勝手に意識を取り戻し、義母の家まで歩いていたとか…。メアリーさんはこう言っています。
「大丈夫だと思ったみたい。自分で起き上がったって言うんです。それで崖の下で”この木の枝はさっきも見たな”って思ったんですって。まるでコンピュータの再起動みたいな感じだって言ってます。」
そりゃそうだよね、ついさっきも同じ場所に落ちてきてるんだからね（笑）。ジョージさんは血まみれでしたが、病院へ行き、手当てを受けて無事だったそうです。
ほっとしたのもつかの間、翌日警察が夫婦のところを訪れました。メアリーさんが友人宅のドアガラスを破った件で、捜査にやってきたのですね。その後友人宅へ警察と確認に行ったところ、友人はこの件は告訴しないと言ってくれ、メアリーさんは晴れておとがめなしとなりました。
メアリーさ曰く、2人は「非常に幸運な人達」で、今はこの事故を面白いと思えるようになったといいます。
「全てが大丈夫だったとわかった今、私達は事件について笑うことができるんです。ジョージには言ってるんです。”一度目に崖を落ちたときは運が悪かったわ。だけど、2回目に落ちるのはおかしいわよ”って。」
ジョージさんのコメントが一言もないのがすごい気になるんだけど。
自宅侵入の行動力といい、この夫婦は絶対メアリーさんペースで進んでるよね。
頼もしいともいえるんだけどね。
尻に敷かれてるともいうんだけどね。
＜ネタ元：Metro.co.uk＞
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