8月

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角膜移植を受けたら掃除魔になった男性

By ono   2009年8月21日


da-433188_200.jpg■掃除なんかしない男性が突然の変化
 良かったのか悪かったのか。イギリスからのニュース。角膜移植をしたら掃除魔になってしまった男性がいるようです。
 さて、目が悪くなってしまってから手術をする前まで、ウィル・パーマーさん(ファイナンシャル・アドバイザー・46歳・3人の子を持つ)は、奥さんであるサラ・パーマーにやらされる家事や雑事から逃れられて幸せでした。しかしウィルさんが3月に角膜の移植手術を受けてからというもの、以前はまったくなかった汚れに対する嫌悪感が芽生え始め、ゴミ掃除や皿洗いを自分からせずにはいられなくなってしまったのです。ウィルはこういいます。
 「角膜移植で視力が正常に戻ってから、私は以前よりも小さなゴミや汚れが気になるようになり、きれいにせずにはいられなくなってしまった。目が悪化しだす前は、ワイフのサラには文句を言われ悩まされていたんだ。皿洗いや掃除機がけを全然やってくれないってね。だけど今はいつでもやってるよ。」

■角膜の病気で視力が悪化
 「何かの原因で、汚れが目につくと神経に障るんだ。そしてそれに対して何かしなければならなくなってしまう。女性の角膜を移植されたからにちがいないと冗談で言っていたんですが、今では本当にそうではないかと思っているよ。」
 ウィルさんは6年ほど前に角膜の病気にかかりました。それはではテニスやゴルフ、スカッシュを趣味にするスポーツマンだったのですね。しかし病気による症状の悪化と共に右目の視力が悪くなっていき、視界は曇ったようになってしまいました。角膜を移植するリストに登録してからちょうど6ヵ月後、彼はシェフィールドにある王立ハラムシャー病院で40分にわたる角膜移植の手術を受け、無事に視力を回復することができたのでした。そして今に至る…と。

■移植手術は能力も移植する…のか?
 さて、科学的研究によると、臓器移植手術を受けた患者の最高で3分の1は、臓器の提供者が持っていた個性や技術を受け継ぐことがある、という報告もあるそうです。他にもロンドンに住む44歳のゲイリー・レイトンさんは腎臓の移植手術を受けた直後から絵の才能に目覚めたと言っています。つい先日のニュースですね。HEAVENさんが記事にされています。(こちら
 ちなみに当ブログでも以前に女性の臓器を移植したら突然家事をやり始めた男性を紹介したことがあります。そのときの男性と妻のコメントをちょっとご紹介。
男:「女の仕事がしたいっていう変な情熱がこみ上げてくるんだ。アイロン、裁縫、皿洗い、服の整頓……編み物まで始めちまったよ。」
妻:「女性らしい側面が出て、家事をやってくれているなら、すごく嬉しいわ。でも、男に興味を持ち出しはしないか心配だわ。」
 …ウィルさんの方も、男に興味を持つところまではいかないでほしいと切に願うのであります(笑)

<ネタ元:Telegraph.co.uk


3 Responses so far

心臓なんかは神経節なんかも一緒に移植されるので、もしかしたら性格や記憶の一部も引き継がれるかも、とかいう話は聞いた事がありますが角膜には神経含まれないですしね。
ウチの親父も眼鏡を替えてから「よく見えすぎて困る」と言って、家では外してた記憶が・・・。

って~か, 単に「目について気になった」だけじゃないの?
実際, 「見えるようになって/知ってしまって」潔癖症になる人っているんじゃないんですかね. あのルイ・パスツールも潔癖症だったっていいますし.

>clydemender様
>「よく見えすぎて困る」
そういう困り方もあるんですね。目の悪い管理人的には「見えれば見える程いい」と思っちゃうんですが…。
角膜ぐらいの移植で性格が引き継がれるのかどうか、気になりますよね。

>taco様
それ、ちょっと思いました(笑)今まで見えなかったゴミが見えるようになっただけじゃないの?っていう。
以前の視力も気になるところですなあ

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