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太り過ぎの人用に専用火葬炉を拡張

By ono   2010年1月14日


20100114.jpg■時代の流れに葬儀屋も逆らえず
 時代の流れなんだろうと思うイギリスはウェストミッドランドからのニュース。持ち込まれる人の肥満化が年ごとに激しくなり、そのため施設側が仕方なく火葬炉の幅を広くしているそうですよ。
  ウェストブラミッチでこの程新しく稼働を始める火葬炉は遺体を入れる部分の幅が110センチ。従来の標準84センチサイズよりも26センチも広くなっています。これにより、太った人の棺が入らないといったような問題を解決することが期待されているそうです。ちなみにウェストミッドランド地方は最近イギリス国内でもっとも肥満が多いとされており、葬儀にあたってもこの傾向が著しいとか。

■葬儀屋さん泣かせの太った人
 今までは太った人の棺が火葬炉に入らなかったため、葬儀屋がわざわざ数百マイルも棺を輸送し、特別製の火葬炉で焼いてもらっていたそうです。当然費用もかさみます。トリニティ葬儀社のアシュリー・サーベル氏は同社が以前非常に大きな方の入った棺を120マイル離れたノーサンプトンまで持っていったことがあり、高い追加コストが必要だったと述べています。
 「我々は亡くなられた方の尊厳を大事にしようと思っています。しかし、ここ10年ほどで明らかに人々の体型が変わってきました。ほとんとの葬儀屋では非常に大きな方の世話を経験していますが、それには沢山のスタッフや遺体を運ぶ車両などを用意しなければなりません。」

■今後も太った人が増え続けるのか心配
 今までにも太り過ぎのため火葬炉に入らず、火葬を家族が希望しているにも関わらずそのまま埋葬せざるを得なかった事例というのが結構あったようですね。しかもその埋葬に対してすら、自治体や葬儀社で特別料金をとることもあるのだそうです。余分に墓地の場所を占拠し、地面を掘る量も増えるからという理由です。ビリーブメント・サービスのブレンダン・デイ氏はこう話しました。
 「大部分の人が利用している火葬施設は殆どが創業20年程度です。長年に渡って私たちは毎年毎年人々の体や棺が大きくなっているのを見てきました。今の時点では、今後どうなっていくのか検討もつきません。」

 ということで、太っていると健康に良くないだけではなく、死んだ後も大変よ、というお話でした。ウエストを気にする時は同時に棺桶の幅もチェックしといた方が良さそうです。

関連:330キロの男、埋葬にも掘削機を使用
 この人も火葬炉に入らず仕方なく埋葬になった事例ですね。

<ネタ元:Telegraph.co.uk


3 Responses so far

縦に分割して焼くとか、死後の脂肪吸引とか、倫理的に問題あるアイディアが浮かんでしまった。溶け出た脂肪に引火して火事になった話もどっかで聞いたので、規格大きくするのは切実なんでしょうね。

イギリスが火葬というのは知りませんでした。
太っていると死んだ後まで迷惑なのですね…。
ダイエットがんばります。

>clydemender様
>縦に分割して焼くとか、死後の脂肪吸引とか
吹きましたwwwその発想は無かったです(笑)
記事中でコメントする方が皆さんまじめな感じなので、
本気で切実なんだろうなと思いますね。笑ってばかりもいられない?

>penpen様
太り過ぎで火葬炉に入れないって面白いなーと思ったのですが
意外と本気で大変な話みたいですね。
ダイエットの成功をお祈りしております!

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