7月

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熱で舗装が溶け、車がくっついて立ち往生

By ono   2010年7月10日


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■熱波でタールマックが溶けた!
 もうベットベトだったらしいですよ。中国は河南省、鄭州市からのニュースです。あまりの熱波で道路を舗装していたタールマックが溶けてしまい、ベトベトになった道路上で車が動けなくなるという事件があったそうです。
 ちなみにこの日の気温は40度。路面温度は70度に達していました。この熱さのせいで先日塗り直したばかりという舗装が溶け出した、というわけですね。溶けた道路の部分は約200メートル程。この中で車、バス、タクシーなどが立ち往生するはめになってしまいました。急きょプラスチックシートが用意され、車を移動させるために下に敷かれた、とのことです。写真に見える黒いシートがそれかな?

■「だんだん車が重くなった」
 被害者の1人、ヤンさんは道路を走っていたら車がどんどん重くなってくるようだったとコメントしています。
 「何が悪いのかと思って車から降りてみたら、前輪の両方に溶けたタールがべっとりとついてタイヤを覆っていたんです。車をジャッキで持ち上げて、タイヤを外し、アスファルトを取り除かなければなりませんでした。」
 うわー大変ですね。また、このひどい道路状況のせいで運転を誤り、救急車とタクシーが衝突する事故も起きています。救急車のドライバーは
 「我々の救急車に誰も乗ってなくて好運でした。そうでなければこの状況で命が犠牲になっていたかも知れません。」
 まったくですね。

■中国の舗装事情
 ちなみに道路の舗装といえば最近はアスファルト。今回はタールによる舗装でタールマックというらしいですが、これはかなり昔のやり方で、日本ではほとんど使用されていません。アスファルトは溶解温度が140度くらいなので、こういうことはまずなさそうですね。それにしても軽く気温40度って書いてありますけど、ものすごい熱さなんじゃないでしょうか?ちなみに日本で記録された最高気温は多治見市の40.9度。そうそうめったに味わえる熱さではないと思います…。

関連:接着剤を積んだローリーの事故で道路がベットベトに
こっちも中国。しかも見物に来た群衆の一部が接着剤の中に落ちてしまい、身動きが取れなくなるというコントのようなおまけ付き。

<ネタ元:web.orange.co.uk


4 Responses so far

だからグラベルにしとけとあれほど言ったのに….
ちなみに普通は「ターマック」と呼ぶと思いますよ.

>taco様
日本も昔はこうだったんでしょうかね?
そうそう、ターマックと言う場合とタールマックと言う場合があって結構悩んだのです。辞書とかだとタールマックって言っちゃってたりして…どっちが良いんでしょう。

ちょうど今「ツール・ド・フランス」やってたりするんだけど, そのフランスではなんと「アスファルトが融けるほどの高温」になったりするらしいですよ.
ターマックが融けるのとどっちがいいのか….

>taco様
アスファルトが溶けちゃうんですか!いったいどんな自転車で走れと言うのだろうか….灼熱なんですね…

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