5月

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月曜に床屋を開けたら警察がやってきた

By ono   2008年5月23日


Ticket against Houma barber to be dismissed

月曜に床屋を開けたら警察がやってきた これも一つのおバカ法律かもしれないアメリカからのニュース。学生のためにと月曜日に床屋を開けて営業していたら条例違反だとして警察が乗り込んでくるという事件がありました。
 場所はルイジアナ州、ハウマという町のClippas barbershop。お店のクライド・スコットさんは今週の月曜日、この日 行われる卒業式の前に髪を切りたいという子どものために営業をしていたのですが、突然警官がが入ってきて裁判所への召喚状を渡したというのです。警察の話では、月曜日に床屋を営業するのは条例違反だと言うのですね。以下、スコットさんのコメント。
 「私はただ子供達の髪を切っていただけです。月曜や日曜に営業することはたまにありますよ。」
 ハウマの警察によると、ハウマの古い条例の中に日曜日やその他いくつかの休みの日に床屋を営業することを禁止するという一文があるそうで、どうもこの日に一斉に休んでいる同業店が警察に文句を言ったことでこの条例が見つかったようです。警察の広報であるトッド・デュプランティス氏は
 「条例にあるならばということで当局では裁判所への召喚状を出すようにと指示を出しました。」とコメント。また、
 「この条文は1979年よりも前に制定されたものでしょう。この条例はまだ生きています。」だそうです。
 条例通りだとスコットさんには最高で500ドルが課せられる可能性があるそうですが、現在彼はこの件について弁護士と相談中だとか。
 さーて、この条例も”アメリカのおバカ法律集”ことdumblaws.comに選定されてるのかしら?と思って調べてみたら載っていませんでした。ちなみにルイジアナ州の変な法律の項目を以下に紹介。お暇な人はぜひどうぞ!

ルイジアナ州のおかしな法律

“Fake” wrestling matches are prohibited.
八百長のレスリング試合は禁止。

Spectators at a boxing match may not mock one of the contestants.
ボクシング試合の見物人は、競技者のうちの1人をバカにしてはいけない。

One could possibly land in jail for 20 years upon urinating in the city’s water supply.
都市の給水施設において排尿すると、即座に、20年の間刑務所に入れられる。

It is a $500 fine to instruct a pizza delivery man to deliver a pizza to your friend without them knowing.
友人の許諾なしにその友人に勝手にピザを配達させると500ドルの罰金。

It is illegal to rob a bank and then shoot at the bank teller with a water pistol.
銀行を襲い、その後水鉄砲で出納係を撃つことは違法。

It is illegal to gargle in public places.
公的な場所でうがいをすることは、違法。

Rituals that involve the ingestion of blood, urine, or fecal matter are not allowed.
血、尿または糞便の摂取を含む儀式は、許可しない。

Every time a person is seriously burned, he must report the injury to the fire marshal.
深刻な火傷を負った場合、消防署長に報告しなければなりません。

 といった感じですね。注目すべきは「銀行を襲い~」の項目ですね。なぜに水鉄砲?他の武器ならいいのかしら?あと、公的な場所でうがい禁止なのも意味がわからないなあ…。「都市の給水施設に~」の項目は、きっとそういう人がいて20年の刑に処せられてるんだろうね…。
 とりあえずルイジアナに行く予定のある人は、うがいする場所には気をつけたほうがいいと思うよ

関連:珍法律
アメリカの「非常にバカバカしい法律」を破ってまわる旅
旅を終えたら本を書く予定になっていたのだが、本は出版されたんだろうか
イギリスの変なお役所規則を本に
”バグパイプを学ぶ兵士は、耳を保護するために1日に24分以上演奏することを禁じる”など。なんかイギリス人ぽくていいと思う

<ネタ元:WWLTV.com


4 Responses so far

こんにちは!
「アメリカのおバカ法律集」のサイトを紹介して下さって有り難う御座います!ハマりました!
コロラドから来た姪と17才の娘と笑い転げました。
姪曰く、彼女の町には「この町で死んではいけない」という法律があるそうです。え〜!?どうして?と聞くと理由はあまりにもバカらしい単純な「お墓が一杯で埋める所がないから」でした。
死んではいけないではなくて埋葬してはいけないでは駄目なのかしら、と頭の中に?マークを飛ばす私でした。
最近見た「crush」と言う映画は問題視して作られた映画ですが、一歩間違えば全てブラックユーモアになりかねません。はっきり言って滅茶苦茶な国という感じです。だからフィリピンもこうなっちゃったのね、って感じでした。(アメリカの植民地だったのです。今でも同じままです。)

>菜の花様
コメントありがとうございます!
コロラドでは「死んではいけない」法律があるんですね(笑)。実は南西フランスにも同じきまりがあり、やはりこちらも理由は「墓地が飽和状態なので」。
ちなみに、北極付近にあるノルウェーの村でも死ぬのを禁止。あまりに寒いので死体が分解されず永久凍土と一緒に残ってしまうからだそうです…。すごいですよね。

出典は「らばQ」よりでした。

まったくお馬鹿では無いね。
せっかく月曜は休めるという条例があるのに、それを取っ払ってまで床屋業界に無休競争の波を押し寄せさせたいのか?

>匿名様
おっしゃる通り。それほどおバカな話ではないと私も感じています。
競争回避でせっかく休業日を決めているのを破ったという話だと思うのですが、警察がやってきて指導されたというくだりが「なにもそこまでしなくても」という面白さがあるかなーと思い記事にした・・・ような気がいたします。条例の是非は賛否両論あると思い、どちらが正しいかというのはわかりませんが、「警察沙汰に」という部分が興味深かったので取り上げさせていただいた、ということでご了解くださいませ。
コメントありがとうございます!

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