6月

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スーパーラムバナナ、誘拐される

By ono   2008年6月22日


Ransom demands made for missing statue

20080622.jpg なんのことやらさっぱりわからんぞという感じのイギリスからのニュース。イギリスのパブリックアートとして有名な「スーパーラムバナナ(写真)」という彫刻が盗まれ、返して欲しければ身代金をよこせという脅迫状が届いているんだそうです。なんのこっちゃ?
 調べてみたところ、スーパーラムバナナとはイギリスのリバプールで最も人気があるパブリックアートなんだそうです。このスーパーラムバナナをテーマにしたイベントが8月まで行われる「Go Superlambananas」で、”100匹のスーパーラムバナナが地元アーティストやコミュニティグループ、さらにセレブによって町中に描かれたり、デコレーションとして登場(visitliverpool.jpより)”するというもの。その中の一体が今回誘拐されてしまったということなんですね。
 盗まれたスーパーラムバナナは黒いボディに黄色いジャケットを着て、ハードな帽子をかぶったラムバナナ。像の所有者はマグハル・ディベロップメンツという会社で、同社は今回報道した「リバプール・エコー」に対し、ラムバナナが無事に返されたら1000ポンドの寄付をリバプールユナイツに対して行うと発表し、協力を呼びかけているようですね。
 マグハル社のジョナサン・シーリー氏はこうコメントしています。
 「我々は水曜日に要求書をもらいました。それには新聞を切り抜いた字で”11匹の無垢な羊とバナナを58房だ。さもないとひどいことになる”と書いてありました。」そして、
 「それは非常に精巧ないたずらです。しかしこれは窃盗です。我々はスーパーラムバナナが無事に返されることを希望しています。」
 というわけで、よくわからない事件だなあ…。ちなみに、スーパーラムバナナのHPによると、このデザインは日本人アーティストの”タロウ・チエゾウ”によるもので、リバプールの港で取引される羊とバナナをモチーフにしているそうで、遺伝子組み換えの危険性も訴えているとかで。じゃあこれは遺伝子組み換えバナナなのかしら?
 そんなわけで、一通り説明した上でも今ひとつ事態が飲み込めていない管理人です。とりあえずタロウ・チエゾウさんは太郎知恵蔵らしいということ、ギャラリーイスクラで扱っている彼の作品がこんなだったこともあって、ますます訳がわからないのです。アートって不思議よね…

<ネタ元:UPI.com


2 Responses so far

スーパー・ラム・バナナはよくわからないながら
現代芸術という気もしますが”タロウ・チエゾウ”氏の
他の作品にはほんとに驚愕しました。
いつもつっこんだ追跡をありがとうございます。
ほんとにいつもびっくりします。

コメントありがとうございます。
スーパーラムバナナはまだ何となくアートっぽいですし、日本人の作品がイギリスでこんなに愛されていることは何となく嬉しいのですが、この人の他の作品がこんなじゃねえ…。

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