住所を間違われ、自分の家を解体されてしまったマイクさん、裏には複雑なご近所事情が…
■「それ、私の家なんだけど!」
「すいません、間違って隣の家を解体してしまいました。」そんなひどい話がありましたよ。ちょっと裏には面倒なご近所事情があるみたいですけどね。アメリカはミシガン州からのニュース。
事件が起きたのはミシガン州のポンティアック。先週の木曜日、鉄球をぶら下げた解体業者が、住宅街のとある家を解体していきました。ところが、解体の依頼があった家は隣の家だったのです。空き家にしていたとはいえ、何の断りもなく家を破壊されてしまった所有者のマイクさんはびっくりです。
マイクさんはメディアの取材に対し、10月に入ったらあの家は賃貸にする予定だった、解体業者が代わりの家を用意してくれるのかどうか心配している、とコメントしました。
■近所の人は大喜び
さて、話はこれでは終わりません。なぜなら、解体業者は言われたとおりの番地にある家を破壊しただけだからです。原因は、本来取り壊されるべき、隣の家の所有者が間違ったアドレスを業者に伝えてしまった、ということのようです。
実は、この家の近所の人たちはマイクさんの家が壊されたことを内心喜んでいます。なぜならこの家、空き家のまま手入れもされず放っておかれ、窓ガラスは割れたまま、しかも浮浪者のような人が勝手に中に住み着いていたからです。隣人の一人、フレッド・サージェント氏はこうコメント。
「あの家を業者が取り壊したと聞いて、私はあまりの嬉しさに業者にビールの12パックでもプレゼントしようかと思いましたよ。賃貸するなんて言ってますけど、(あんな家じゃ)住めるのは麻薬のジャンキーぐらいなもんだと思ってましたからね。」
■隣人がわざとやった?
さて、解体されるはずだった家の所有者は、現在警察の取り調べを受けています。隣の家を壊してほしくてわざと違う住所を業者に教えたのではないか、と疑われているのですね。ただし、木曜日の晩には解体業者が引き返してきて、ちゃんと「予定通りの」家を解体していったそうです。
さてこの場合、悪いのは誰なんだろう。もちろん、わざと隣の家の住所を指定した人に責任はあるのでしょうが、きちんと確認しないまま解体をしてしまった業者にも責任がないとも言えませんしね。良いことではないんでしょうけど、件の家が鉄球でバーンとやられた瞬間、近所の人はスカッとしたでしょうねえ…
そういえば以前、特殊部隊が訓練で家の爆破を行った際に、住所を間違えて普通の民家を爆破するという事件がありましたね。幸い家は無人でしたけど、住所の間違いが最悪の結果を引き起こす一例としご紹介しておきます。
特殊部隊の訓練中、間違って違う家を爆破
<ネタ元:wxyz.com>
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