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”泥棒が怪我するので”鉄条網を撤去

By ono   2008年10月10日


No barbed wire…it might hurt the thieves, allotment holders told

20081010.jpg みんなに優しく。博愛精神ですね。わかります。何度も強盗に入られた男性が敷地に有刺鉄線でフェンスを作ったのですが、「乗り越える人が怪我をするので危ないから」という理由で撤去を命じられたそうです。イギリスからのニュース。
 この男性(写真)はビル・マルコムさん61歳。彼は最近、この4ヶ月で3度も泥棒に侵入されました。300ポンド(約5万円)くらいという器具類や畑の野菜を盗まれてしまったそうです。そこで彼は敷地を囲むように高さ3フィート(約90センチ)の有刺鉄線のフェンスを設置しました。
 しかし、これに関してブロムズグローヴ地区評議会はこうコメント。
 「有刺鉄線に関して、これが現場で確認された場合、我々は健康と安全のためにその除去を要請するか、取り除かなければなりません。」というわけでマルコムさんは有刺鉄線フェンスを撤去するよう命令されてしまいました。これに怒ったマルコムさんはこんな風にコメント。
 「本当にばかげているよ。フェンスは警告を与えるためで、高さはたったの3フィートだよ?別に6フィートの鉄のフェンスに堀を作ってピラニアを放したわけじゃない。やつらはこう言うんだ。”泥棒が怪我をして告訴してきたら困る”って。」
 すごい!すごい理屈だ!マルコムさんはさらにこう言います。
 「だったら、その泥棒に僕を告訴するよう言いなさいと言ったんだ。少なくとも侵入してきたやつが誰かはわかるからね。でも彼らは全然耳を貸さないんだ。官僚主義に包まれていて、どうやら僕のことは助けられないみたいだよ。」
 というわけで、お役所の頭が固いのは日本もイギリスも一緒なのかなあ。マルコムさんが言うように、本当に泥棒に来た人が怪我をして訴えてきたら、それはそれで面白い展開になるのにね!

<ネタ元:Dailymail.co.uk


8 Responses so far

ビルさんがかわいそすぎる・・・。

>”泥棒が怪我をして告訴してきたら困る”
勝手に困れ!って感じですが、被害者よりも犯罪者を保護する、
日本の変な法律みたいにやるせないイライラを感じます。

侵入を防ぐために有刺鉄線が使えないなら、
イギリスでは有刺鉄線を何のために使うんだろう。
なんとも不思議なニュースです。

学校に泥棒が入って
ガラスの天井から落ちてケガをして
天井がガラスになっているのが悪い
って訴えて勝訴した奴が
イギリスかどっかにいたな

>harle様
「勝手に困れ!」に笑ってしまいました。本当にそうですよね。
これって法律といよりは地域の条例によるものなんでしょうかね。
そうでないと全く「有刺鉄線、じゃあ何に使うの?」になってしまいます。

>匿名様
ああ、すでに泥棒が訴えているケースが!こういうのってアメリカの得意技かと思ってたのですが、いるんですね。イギリスにも。うーむ…

これは酷い。もう何か完全に見失ってる感が(笑)
泥棒が屋根から落ちて、管理責任を問題に訴えたのはアメリカじゃなかったかな。
しかもその主張が認められたハズ。
日本も最近変な裁判や判決がちらほらあるので笑ってられませんね。

>M様
本当、日本も最近おかしな訴えがあったりして人の国のことを言えなくなってきているかも知れませんよね。モンスター○○大国ですもん…

私の畑の畝には、杭を打って有刺鉄線何段も回してるわ。偉い違い。

>ムー様
コメントいただいていたんですね!こんなぶん投げっぱなしのブログに・・・ありがとうございます。

>杭を打って有刺鉄線何段も回してる
それぐらいで良いと思いますwww自衛のためですしね。

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