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【何それ】空飛ぶスパゲッティ・モンスター教、怪し過ぎて銃を取り上げられる

By ono   2014年6月23日


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■そのザルをはずせ
 宗教っていうのはある程度迫害されるものですよね。というわけでオーストラリアからのニュース。頭にザルをかぶって「これは宗教なのではずせない」と主張した男性が、警察に銃を没収されるという事件がありました。
 さて、写真の男性はガイ・アルボンさん30歳。彼は先日、銃の所持免許を更新するために警察へとやってきました。ところが証明書の写真を撮る段になって、彼が突然ザルを頭にかぶり始めてから話がややこしくなってしまったのです。
 基本的に公的な証明写真で帽子などのかぶり物は御法度。なので担当官もザルを取るように言ったのですが、アルボンさんは「これは宗教上の戒律なので外すわけにはいかない」と拒否。彼は自身を「パスタファリアン(空飛ぶスパゲッティ・モンスター教の信徒のこと)」だと主張、またパスタファリアンは写真を撮る際にコランダーなど、パスタの水切りをする時に使うザルをかぶらなければならないのだと訴えたのです。

■ちゃんとした?宗教なのです
 一応解説しときますと、この「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」という宗教は実際に存在します。既存の宗教を揶揄するためのパロディ的な側面もありますが、詳しくはwikipediaでどうぞ。

空飛ぶスパゲッティ・モンスター教

 さて、そんな事情は知る由もない警察の皆さん。アルボンさんは精神的に不安定な人なんじゃないかと心配し始めました。
 「この人、頭おかしいんじゃない?」「家に銃なんか持たせておいたら危ないでしょ、これ」
 結果、警察はアルボンさんの家を家宅捜査。彼が従来許可を持っていたピストル2丁、ライフル2丁を一時的に没収し、精神科で診断を受けるよう命令したのです。
 アルボンさんが仕方なく精神科に行き、ことの次第を説明すると医者は大笑い。彼の精神状態は正常であるという証明をしてくれました。ただし、それでもなおかぶり物をしての証明写真は認められなかったため、仕方なくアルボン氏はザルをかぶらないで免許を更新したそうです。ただし、彼は今回のことがあきらめきれず、次は自動車免許の更新でトライしてみると言っています。
 「今度は奴ら、私に何をするだろうね。車を取り上げるのかな?」

■前にもあった同じトラブル
 そういえばこのブログでも以前空飛ぶスパゲッティ・モンスター教関連のトラブルを記事にしたことがありました。

 パスタ用のザルをかぶって免許写真を撮る男、「これは宗教なんだ!絶対脱がない!」

 あー、なんか今回と全く同じような内容ですね・・・。かぶり物を取るか取らないかでもめるっていう。ただ、最初の写真を見ていただければわかりますが、このアルボンさん、実際にザルをかぶった状態での免許を持ってるんですよね。ということは以前に一度この状態での免許更新に成功しているということなのかな?なかなかハードルが高いですよこれは。
 さて、イスラム教などの戒律でターバンを巻いた写真を使うことに対しては「宗教上の理由」が一般的に認められている訳ですが、パスタファリアンの皆さんがそこまで市民権を得られるかどうか、管理人も温かく見守って行きたいと思います。

<ネタ元:Police confiscate weapons from ‘Pastafarian’


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