By ono
■渾身のスロー
路傍に転がるラアメフトのボール。なんてことのない風景ですが、普通とちょっと違っているのは後ろに鉄条網が見えること。というわけでアメリカはミシガン州からのニュースです。刑務所の中にいる囚人にものを届けようとボールに入れて投げ込んだ人がいたのですが、飛距離が届かず残念なことになるという出来事がありました。
事件があったのは今週の日曜日、ミシガン州にあるジャクソン郡刑務所。記事によれば、刑務所へ車でやって来たクリステン・ムーア(22)という男が、アメフトの大きなボールを中の運動場へ向かって放り投げるのを看守が見つけたということです。
■薬物と携帯電話
前述の通り、投げ入れられたボールはあまり飛距離がなく、運動場よりも外側、フェンスとフェンスの間へぽとりと落ちてしまいました。調べてみたところ、ボールの中にはヘロイン、マリファナ、タバコ、携帯電話、充電器などが詰め込まれていたそうです。
地元紙によれば、刑務所側では以下のようにコメント。
「車から人が下りてきてボールを投げ込むのを見た後、すぐに我々はスタンガンを抜き、立ち止まるように命令しました。」とのこと。
現在、ムーアはヘロインやマリファナの密輸に関して犯罪の嫌疑がかけられています。
口に隠したり、お尻の穴に入れてみたり、本をくりぬいてしまってみたり。まあいろんな手段が試されてきたわけですが、投げ入れるって意外と新しいかも?ゆくゆくは安価になってきたドローンで上空からぽとりと落とすみたいな密輸の方法が使われたりするのかしらね・・・?
<ネタ元:Man tried to throw football stuffed with drugs into prison yard>
By ono
■気が付いたら木の上
酔っぱらうと普段出せない力が発揮されるんでしょうか。というわけでアメリカはワシントン州からのニュース。酔って木に登った所動けなくなってしまった男性をレスキュー隊が救助するという事件がありました。
事件が起きたのは先々週の土曜日。ワシントン州ケルソー市のとある木の上で、男が動けなくなっていると通報がありました。男は地上から15フィート(4.5メートル)の高さのところで木の枝に引っかかって身動きが取れない状態にあったそうです。彼の名前はトラヴィス・マーシュ、50歳。前日の夜にしこたま酔っ払い、その勢いで木に登り始めたようなのですが、途中で枝にひっかかり仰向けの状態で頭を下にしてぶら下がる格好になってしまったようです。
■レスキュー隊が出動
男は枝から脱出しようとした際にもがいたせいで腕をかなりすりむいており、長時間頭が下になっていたために酸素欠乏の状態にありました。通報を受けた救助隊ははしご車で駆けつけると、すぐさま男の救出に取り掛かったのです。
まず、男を抱き起すとより高い枝の方へ一旦上半身を固定。その後下半身に引っかかっている枝を切断し、男性の体を木から降ろしました。男性に大きな怪我はありませんでしたが、かなり衰弱している様子だったので、セントジョン・メディカルセンターへと運ばれ、その日は病院で過ごすことに。翌日回復して解放されました。
警察によるとマーシュさんは救助された時も”だいぶ酔っていた”とのことで、前日にかなりお酒を飲んでいたことが明らかになりました。
記事によれば、木から降りられなくなった猫をはしご車で救助することは結構あるらしいです。怯えるネコちゃんを助けるとなればなんか優しい気持ちになれるんですが、酔っぱらった50歳のおじさんじゃレスキューの皆さんもトホホっていう気分だったんじゃないかと。ともかくもお疲れ様です。深酒には要注意。
<ネタ元:Police, fire crews pluck intoxicated man out of Kelso tree>
By ono
■納車したばかりの消防車が
ああー、やっちゃった。というわけで中国からのニュース。新しく配備された消防車を運転したくて出て行った消防士が派手に交通事故を起こすという事件がありました。
事件が起きたのは台湾南部の雲林県。先日ここの消防署に新しい消防車が配備されました。見た所はしご車のようですが価格は50万ポンドといいますから日本円で・・・8千万円以上!フィンランド製だそうです。消防士のチェンさん(32)がこの最新消防車を動かしてみたいと思い、勝手に乗り込んで出かけてしまいました。悪いことに酔っぱらっていたそうです。
■車はぶつけるわ電柱は倒すわ
結果、言わずもがなの大事故が発生。お酒以外に新車なので運転に慣れていないこともあって道路脇のトラックに衝突、そのまま走り出した後に電柱に激突、電柱を倒した後いくつかの車にぶつかり最後に横転して建物に突っ込んだもよう。
事故を起こしたチェン消防士は規定の3倍以上のアルコールが検出され、問いつめた所「外へ緑を見に行きたかった」と供述したそうです。ともかく車両がヨーロッパ製ということもあって修理パーツも届かず、現在この新車は休止中。
チェンさんは飲酒運転の他に多くの嫌疑がかけられており、最大で懲役2年が課されるのではないかと言われています。消防署のスポークスマンはこの件に関し、こうコメント。
「これ以上はないという最悪の事態が起きてしまいました。この消防車は我々消防隊の誇りと名誉だったのですが残念です。彼はあやうく車両を完全に破壊する所でした。もう2度とここで働くことはないでしょう。」
■止まらない衝動?
一方、チェンさんは逮捕された後で
「自分自身に何が起きたのか全くわかりません。通常お酒を飲んでしまったときは決して運転しないんです。けれども、あの時は何か大きな衝動が私を突き動かし、どうすることもできませんでした。本当に残念です。」
「緑が見たかった」とのことですが、やはりあれでしょうか。コンクリートジャングルに囲まれていると心がすさんでくるのである日突然自然の中へ飛び出して行きたくなったりするんでしょうか。文明が生んだ心の闇みたいな。違うか。素直に「新車を誰よりも先に動かしてみたかった」って言えば良いのにね。どっちにしても罪は変わんないよねきっと。
<ネタ元:Drunk fireman wrecks fire engine>
By ono
■たまたま一人でのハイキングだった
運良くなのか運悪くなのか。アラスカ州からのニュースです。ハイキング中に電話してたら、崖から滑落した女性がいたのですが、電話していた相手がすぐに通報してくれたので迅速に救助されるという事件がありました。
今回被害にあったのはシェリル・ラグロウさん18歳。彼女は先週の日曜日、アラスカのデナリ国立公園内でハイキングを楽しんでいました。今年の夏アラスカのロッジで働いていた彼女は休日を楽しもうと出かけたのです。慣れない地形を歩いていたシェリルさんは、ハイキングの途中でワシントンに住んでいる母親へと電話をかけ、話しながら歩いていました。母親のシェリーさんはこうコメントしています。
「あの子が一人でハイキングに行くのはあの日が初めてだったんですよ。いつもは友達と何度も出かけているんですけど、あの日はたまたま友達がみんな仕事の日で。シェリルは滝を見に行きたいんだと言ってましたね。」
■電話越しの悲鳴
そんなことを携帯で母親に話していたシェリルさん。突然、ガサガサっという音の後、彼女の叫び声と崩れ落ちるような音が電話越しにシェリーさんの耳に響いたのです。
「シェリル!?シェリル!?大丈夫?どうしたの?」
「・・・・・」
「シェリル!何かあったのね?」
「・・・死にたくない・・・」
何か事故があったことを察知したシェリーさんは、すぐに彼女が働いているロッジへ電話をかけ、救助を要請しました。15分後、レスキュー隊が到着。滑落して動けなくなっていたシェリルさんを助け出すことができたのです。その後携帯のバッテリーが切れたせいでしばらく2人の連絡は途絶えましたが、45分後に救助されたシェリルさんから電話で無事の知らせがあり、一件落着。大事には至りませんでした。
「大事な子に何か起きた時、話すことができるかどうかなんてわかりませんものね。本当、助かるなんて奇跡ですよ。」とシェリーさん。
滑落の原因は電話で注意がおろそかになったからじゃないのか・・・という突っ込みはおいといて。とりあえず無事で良かった!歩きながらの携帯は良くないかもだけど(笑)!
<ネタ元:Omak woman rescued from Alaska cliff>
By ono
日本人なら何となく分かる人も多いんじゃないかと思いますが、人が愛情を寄せる対象は何も人間だけとは限りません。ましてや生き物でさえない場合だって。というわけでMirror.co.jpで特集していた「Odd couples, ridiculous relationships and mad marriages(へんてこカップル~おかしな関係とあり得ない結婚式~)」の10例をご紹介しましょう。
1)死体と結婚式を挙げた男
↑写真はタイの男性チャディール・デフィさん。デフィさんには付き合っているセリンヤさんという女性がいたのですが、仕事に集中したい、と彼女との結婚を長いこと拒んでいました。けれどもある日、セリンヤさんが自動車事故で亡くなってしまったのです。自分が生前結婚式を挙げてやることができなかったのを悔やんだデフィさんは、葬儀と同じ日に彼女の亡骸の前で結婚式を行ったのでした。2012年1月のできごと。
まだまだ続きます。下からご覧下さい!
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