By ono
■銃を持った凶悪な強盗
泣くなよ男なんだから・・・というわけでアメリカはジョージア州からのニュースです。強盗に来た男が泣きながら逃げて行ったと話題になっております。
事件が起きたのはジョージア州、アトランタに近いノースレイク・パークウェイにあるホテル。先日男がこのホテルのカウンターへやってくると銃を突きつけ、現金を出せと脅しました。
■カメラを止めろよ
事件を調査した警察ではこうコメントしています。
「男は事務所に入ってくると銃を下ろして従業員の女性をつかみ、金を出せと迫ったのです。」
女性は仕方なく、言われるままにレジを開けると現金を取り出し、男に渡し始めました。取れるだけの紙幣をつかんだ後、男は監視カメラに気が付くと、女性に命令しました。
犯人「あのカメラを止めろ。さもないと撃つぞ!」
女性「え、ごめんなさい。私、あのカメラを操作する方法、聞いてないの。」
犯人「ええっ」
女性「本当なの。私には止めれないわ。」
犯人「なんでだよ!困るじゃないか!うえええぇぇぇぇん!」
女性「えっ泣いてるの?」
犯人「うるせーよ!うえええぇぇぇぇん!」
自分の犯行と素顔がカメラに記録されてしまったことに失望した犯人はあろうことかその場で号泣。泣きながら両手で顔を覆い隠すとそのまま走って逃げて行ったそうです。目撃者によれば、男は黒いブラバダという車に乗って逃走したことがわかっており、警察では現在も行方を追っています。
なんていうか、色々と自業自得なんで同情の余地がないです(笑)男は男らしく、涙なんか流すな!っていうのは昭和の話で、最近はジェンダーフリーで泣いたっていいじゃない、それがあなたらしさよみたいな流れなので、むしろ彼ぐらい自分に正直な方が受け入れられやすいかもね。とりあえず逃走中らしいので捕まえてあげたらいいと思います。顔バレバレですし。
<ネタ元:Robber cries after hotel hold-up>
By ono
■美味しいカレーのためなら
これもワールドカップというイベントのなせる業なのでしょうか。ワールドカップで応援するのに、バングラデシュ人が母国からブラジルへカレーをケータリングさせるという出来事がありました。
誤解を招かないように説明しますと、注文した人はムスタファ・アジムさん。彼はバングラデシュ出身のイギリス人です。なので、イングランドの応援をするためにブラジルに来ています。アジムさんは「ブラジルで本格的なカレーが食べたい」と、イギリスのインド料理店、「チルチャ」にブラジルまでカレーを届けてくれないかと持ちかけてみました。
■冗談だと思った
チルチャのオーナーシェフ、モハメッド・ワヒドさんはこうコメントしています。
「最初は冗談で言ってると思いましたよ。本当、おかしな話です。”こんなことってあるのかい?”って感じで。」
試合の観戦仲間12人分のカレーを頼まれたワヒドさん、料理代とスタッフが直接届けるための飛行機代などもろもろを計算したところ、料金はなんと4200ポンド、72万円です!すごいね!ちなみに料金の内訳としては
21万円 カレー代
31万円 ブラジルへの往復フライト料金
17万円 イギリス国内のチャーター料金
2万円 ホテルへ届けるタクシー代
とまあ、こんなところです。人件費なんかを考えると結構良心的なお値段かもしれませんね(笑)
アジムさんはイギリスで「インペリアル・エア・サルベージ」を経営しています。飛行機の解体などを主な業務とする会社です。実は以前映画のセットで爆破シーンの撮影に使用するのに飛行機のジャンクを提供したことがあるのですが、その際にスタジオで食べたワヒドさんの料理に感動。ぜひブラジルでも食べたいと思い立ったのです。
■アジムさん曰く
「ワヒド氏は映画撮影の現場でカレーを調理してくれたのですが、それが上質で本当に素晴らしかった。あれこそ、まさに正しい”カレーの味”だったんです。我々はバングラデシュの出身なので、カレーは定期的に食べますし、魚料理もダイエットの一環です。でも、ここブラジルではそんなお店が一件も見当たらないのです。」
というわけで、念願かなってブラジルの地で極上のカレーが食べられたわけなんですが・・・。残念ながらDグループのイングランドは日本と同様、一勝もできず敗退。残念な結果に終わってしまいました。せっかく頼んだカレーも、ほろ苦い味だったかも知れませんね。
<ネタ元:Footy fans get curried away at the World Cup>
By ono
■一文字違いが大間違い?
たった一文字の違いがこんな大惨事になるなんて。というわけでイギリスからのニュースです。「グラナダ」へ旅行しようと思った人がいたのですが、間違って「グレナダ」に行ってしまうという出来事がありました。
今回被害にあったのはアメリカ人の歯科医エドワード・ガムソンさんとその彼女。彼らは先日休暇を取り、2人でスペインを楽しもうとグラナダ行きの旅行を予約し、飛行機に乗ったのです。
■飛んでる方向が全然違う!
異変に気が付いたのは離陸後しばらくしてから。機内のテレビ画面上に表示される飛行機の航路が、明らかに違う方向へ向かっているのです。おかしいと思い確認してみると、なんと飛行機が向かっている先は「グレナダ」。カリブ海に浮かぶ小島からなる島で、スペインとはえらい違いです。ちなみにグラナダとグレナダはこんなに離れているのです。
国も地域もまったく違うね!ガムソンさんは結局スペインの地を踏むことができず、航空会社のブリティッシュ・エアウェイズに不満を訴えたのですが、チケット代は返してもらえませんでした。
「私はイスラムの芸術にとても興味があるんです。だからグラナダのアルハンブラ宮殿を見学するのがとても楽しみでした。もちろん、スペインにあるユダヤ人の遺跡も同様です。本当に悲しい。ブリティッシュ・エアウェイも責任をとってくれませんし。」
■訴訟の行方は
どこでどういう行き違いがあったのかはわかりませんが、航空会社の方ではガムソンさんとその彼女にそれぞれ376ドルと50,000ポイントのマイレージを進呈しました。けれども、彼らが旅行費用に使った34,000ドルには全然足りないんだとか。ガムソンさんは航空会社を訴えるつもりだそうです。訴訟が絡むせいか、ブリティッシュ・エアウェイからは特にコメントはありません。「お客様にこれで良いですかと確認しましたので」って言われたら厳しいような気もしますなー・・・。
以前にもサンホセとサンファンを間違えて、コスタリカに行くはずがプエルトリコに着いちゃったという女性はいましたが、航空会社にはこういう「紛らわしい間違え例まとめ」みたいの作っておいてほしいな。私もうっかりやりそうですもん
関連:
・コスタリカのつもりがプエルトリコに来てしまった人
・派手に空港を間違えたテニス選手、試合には間に合うのか?
こちらの場合はカリフォルニア州のカールズバットへ行くはずが、間違ってニューメキシコ州にあるカールズバット空港へ行っちゃったという事例。
<ネタ元:The flight where check-in turned into cock-up …>
By ono
■そのザルをはずせ
宗教っていうのはある程度迫害されるものですよね。というわけでオーストラリアからのニュース。頭にザルをかぶって「これは宗教なのではずせない」と主張した男性が、警察に銃を没収されるという事件がありました。
さて、写真の男性はガイ・アルボンさん30歳。彼は先日、銃の所持免許を更新するために警察へとやってきました。ところが証明書の写真を撮る段になって、彼が突然ザルを頭にかぶり始めてから話がややこしくなってしまったのです。
基本的に公的な証明写真で帽子などのかぶり物は御法度。なので担当官もザルを取るように言ったのですが、アルボンさんは「これは宗教上の戒律なので外すわけにはいかない」と拒否。彼は自身を「パスタファリアン(空飛ぶスパゲッティ・モンスター教の信徒のこと)」だと主張、またパスタファリアンは写真を撮る際にコランダーなど、パスタの水切りをする時に使うザルをかぶらなければならないのだと訴えたのです。
■ちゃんとした?宗教なのです
一応解説しときますと、この「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」という宗教は実際に存在します。既存の宗教を揶揄するためのパロディ的な側面もありますが、詳しくはwikipediaでどうぞ。
つ空飛ぶスパゲッティ・モンスター教
さて、そんな事情は知る由もない警察の皆さん。アルボンさんは精神的に不安定な人なんじゃないかと心配し始めました。
「この人、頭おかしいんじゃない?」「家に銃なんか持たせておいたら危ないでしょ、これ」
結果、警察はアルボンさんの家を家宅捜査。彼が従来許可を持っていたピストル2丁、ライフル2丁を一時的に没収し、精神科で診断を受けるよう命令したのです。
アルボンさんが仕方なく精神科に行き、ことの次第を説明すると医者は大笑い。彼の精神状態は正常であるという証明をしてくれました。ただし、それでもなおかぶり物をしての証明写真は認められなかったため、仕方なくアルボン氏はザルをかぶらないで免許を更新したそうです。ただし、彼は今回のことがあきらめきれず、次は自動車免許の更新でトライしてみると言っています。
「今度は奴ら、私に何をするだろうね。車を取り上げるのかな?」
■前にもあった同じトラブル
そういえばこのブログでも以前空飛ぶスパゲッティ・モンスター教関連のトラブルを記事にしたことがありました。
パスタ用のザルをかぶって免許写真を撮る男、「これは宗教なんだ!絶対脱がない!」
あー、なんか今回と全く同じような内容ですね・・・。かぶり物を取るか取らないかでもめるっていう。ただ、最初の写真を見ていただければわかりますが、このアルボンさん、実際にザルをかぶった状態での免許を持ってるんですよね。ということは以前に一度この状態での免許更新に成功しているということなのかな?なかなかハードルが高いですよこれは。
さて、イスラム教などの戒律でターバンを巻いた写真を使うことに対しては「宗教上の理由」が一般的に認められている訳ですが、パスタファリアンの皆さんがそこまで市民権を得られるかどうか、管理人も温かく見守って行きたいと思います。
<ネタ元:Police confiscate weapons from ‘Pastafarian’>
By ono
■隠れている少年を保護
あると思います。というわけでフランスからのニュース。歯医者が嫌で逃げ出した子どもがいたのですが、誘拐されたと嘘をついたせいで警察が1か月も調査するはめになったそうです。
事件が起きたのは先月、5月の21日。フランス西部のサン・ジェルベ村で警察がパトロールしている際に、隠れている子どもを発見、保護しました。この少年に警察が話しかけた所、自分はバニョールに近い町で誘拐され、途中で逃げて来たと言うのです。警察が犯人について聞くと、12歳だと言う彼はこう答えました。
「うん、男は30代くらい、黒いシャツにジーンズを履いてた。筋肉質で、170センチくらいの高さだったよ。右のほほに縦に大きな傷があった。」
歯医者の予約があって出かけた所、途中でこの男に無理矢理車に乗せられ、連れ去られたというのです。サン・ジェルベで車が止まった時に好きを見て逃げ出して来た、と。あまりに話が細かくて具体的だったので警察も調査を開始。誘拐未遂事件として犯人を捜し始めました。
■見つからない証拠
ーところが。調査を始めて1か月経つというのに、犯人の情報が全くつかめません。バニョールの町中にある監視カメラを全て調べ尽くしてもそれらしい映像が全くないことがわかった時点で、どうやら何かおかしいと警察は思い始め、もう一度少年に問いただしてみました。
「・・・本当に誘拐されて、逃げ出して来たのかい?」
「・・・ごめんなさい。歯医者に行くのが怖かったので、逃げ出したんです。誘拐の話は全部嘘です。」
オーゥ・・・先に言ってくれよボーイ・・・。そんなわけで誘拐未遂事件捜査本部は解散。とりあえず何もなかったということで今日もバニョールは平和です。警察の皆様お疲れさまでした。本当に。
話が大きくなって、途中で嘘だって言いづらくなったんだろうな。元記事では、子どもが歯医者に行きたくなくて嘘をつくのはよくあることみたいに書いてありますけど、やっぱそうなのかなー。私も子どもの頃は歯医者に行くのすごい恐怖で、いつも涙目だったような気がします。逃げれるもんなら逃げ出したかったよ。
<ネタ元:Boy fakes kidnapping to avoid the dentist>